自動操縦の技術開発に向けて、ジープをハッキングした二人の研究者をUberが社員として登用

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<ピックアップ>Uber hires hackers who remotely hijacked a Jeep

Charlie Miller氏とChris Valasek氏という、TwitterとIOActiveでセキュリティの研究をしていた研究者。この二人は、実は以前に走行中のジープをラップトップを使い車のラジオやエアコン、ワイパーなどをハッキングし操作する、ちょっとした悪ふざけをしていました。

セキュリティまわりの研究者のこのちょっとしたデモで話題になった二人が、なんとUberの社員として登用された、というニュースが出てきました。

当初は噂程度のものだったのですが、Charlie Miller氏本人のツイートによって正式にUberにジョインしたことが明らかになっています。先日報じたように、Uberがアリゾナ大学と共同研究で自動操縦車の技術開発を進めており、この二人のハッカー兼研究者を採用したということは、自動操縦において恐れられているハッキングに対する対策といえるでしょう。

攻撃を知るものだからこそ防御に対しても精通するという考えを、新たな技術である自動操縦車に本格的に導入するための一手ですね。

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