クラウドファンディング Makuake が十六銀行と業務提携、プロジェクトの成功実績をもとに融資判断も可能に

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サイバーエージェント・クラウドファンディングの運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」が、十六銀行と地域企業のクラウドファンディング活用支援において業務提携を締結した。

同社は2015年に城北信用金庫とも連携し、地域企業の支援プログラム「NACORD」を始めている。今回の業務提携では、「Makuake」と十六銀行が連携し、岐阜県の企業の新規事業などをクラウドファンディングで支援する。

クラウドファンディングと、地方の金融機関の連携事例も増えてきている。今回の提携でも、十六銀行は地域企業をサポートする新たな仕組みを手に入れ、プロジェクト成功実績を融資判断の参考にすることも可能だ。

サイバーエージェント・クラウドファンディング取締役の木内文昭氏は、クラウドファンディングを通じた融資判断についてこう語る。

木内氏「金融機関では「誰にどれくらい売れているか?(商品の市場性)」と「その後の販路」を融資判断材料としているようです。Makuakeではマーケティング分析ツールにより購入者の年齢・性別・購入エリア等市場性を判断する材料を提供しています。

また、クラウドファンディングで話題になると流通側から引き合いが来るケースも多く、プロジェクト終了後に販路が確保できていることは融資判断の大きなプラス材料になっています」

市場性を判断する際の参考になり、かつクラウドファンディングで話題になることで販路の確保にもつながることが多いという。昨年、Makuakeは分析機能の提供を開始しているので、市場性の判断もより詳細にできるようになっている。

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今後、サイバーエージェント・クラウドファンディングと、十六銀行は、岐阜県の企業におけるクラウドファンディング活用をテーマとするセミナーを合同で行うなど、企業におけるクラウドファンディングの活用が促進されるよう活動を行っていく。

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