SXSW Interactive Innovation Awards表彰式が開催——東大情報システム工学研究室発の次世代義足「BionicM」が学生部門賞を受賞

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2017.3.16

表彰を受ける BionicM のチーム

本稿は、SXSW 2017(サウスバイサウスウエスト 2017)の取材の一部である。

14日(アメリカ現地時間)、テキサス州オースティン市内で SXSW Interactive Innovation Awards の表彰式が開催された。学生部門「Student Innovation」には、東京大学情報システム工学研究室から生まれた義足「BionicM」のチームが選ばれ、チームリーダーでメカニカルリーダーの Xiaojun Sun(孫小軍)氏は、「技術の力を使って、身体障害者を含む人々のモビリティの問題を改善したい」と抱負を語り、会場からスタンディングオベーションを浴びた。

BionicM は、ロボットと人体を人の移動に融合させることを狙っている。Xiaojun 氏は骨肉腫のために9歳のときに右足を切断することになったが、義足は非常に高価であるため、彼が最初の義足を手に入れたのは、それから15年後になったとのこと。世界に1,000万人いる義足の潜在ユーザのうち、高価であったり機能が限定的であったりすることが理由で、実際に義足を利用できているのは40%程度の人々。チームでは、義足を必要とするすべての人々に高性能な義足を低価格で届けたいとしている。

SXSW Interactive Innovation Awards は今回で20回目を迎え、毎年、前年の1年間にわたり応募が受け付けられ、クリエイティビティ、フォルム、機能、エクスペリエンス全般の4つの条件に基づいて審査される。13のカテゴリのファイナリストには4大陸・13カ国から65チームが選ばれた。

各部門別の他の受賞チームはこちら。ファイナリストはこちら

また、SXSW の Hall of Fame & Special Honors(殿堂入り)は、テックニュースサイト「Recode」の共同設立者でエグゼクティブ・エディターの Kara Swisher 氏に贈られた。

Recode 共同設立者/エグゼクティブ・エディターの Kara Swisher 氏

Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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