金額規模的にはシードラウンドに近いが、Voicy の創業者で CEO の緒方憲太郎氏によれば、当初シードラウンドで調達しようとしていた資金について、相談していたエンジェル投資家らからの提案で、すべてエンジェル投資家からの資金調達に変更したとのこと。結果的にシードラウンドに近い規模の資金が全てエンジェルから集まるという、大きめのエンジェルラウンドになった。
今回、有力エンジェル投資家12名から調達できた点について、緒方氏は THE BRIDGE のインタビューに対し、次のようにコメントしている。
AI(人工知能)を専門としたインドのベンチャーファンド pi Ventures の1,300万米ドルにおよぶ資金調達を実現するため、テック業界の錚々たる面々が集まった。Flipkart の Binny Bansal 氏、MakeMyTrip の Deep Kalra 氏、Zomato の親会社 Info Edge の Sanjeev Bikhchandani 氏、Infosys の元トップである …
pi Ventures のチーム。右端がファウンディング・パートナーの Manish Singhal 氏、左端がファウンディング・パートナーの Umakant Soni 氏。 Image credit: pi Ventures
AI(人工知能)を専門としたインドのベンチャーファンド pi Ventures の1,300万米ドルにおよぶ資金調達を実現するため、テック業界の錚々たる面々が集まった。Flipkart の Binny Bansal 氏、MakeMyTrip の Deep Kalra 氏、Zomato の親会社 Info Edge の Sanjeev Bikhchandani 氏、Infosys の元トップである Mohandas Pai 氏らだ。
総額3,000万米ドルの目標は今年中に達成される見込みだ。
pi Ventures は Manish Singhal 氏と Umakant Soni 氏によって設立された。同社の投資対象は、AI、マシンラーニング、IoT を活用して医療、物流、小売りおよびフィンテックの問題を解決することに焦点を当てたアーリーステージのスタートアップだ。この VC はベンガルール(旧称バンガロール)に拠点を構え、当該ファンドを通じて3年から4年にわたり18〜20組のスタートアップに投資する計画だ。
e コマースなどの顧客サービスが勢いを失って以来、人工知能はテック業界において急速にホットな分野になった。Google や Facebook のような世界的な大企業も、ディープマシンラーニングと AI を使ったアプローチを試みている。そのため投資家は、この分野で知見にあふれたスタートアップへの投資に熱心だ。