企業におけるAIを使った自動化は、人の仕事を奪う以上に新たに創出するーー鍵となるのは「ソフトスキル」

by Yukari Mitsuhashi Yukari Mitsuhashi on 2017.5.12

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<ピックアップ> Companies using AI will add more jobs than they cut

数週間前、人工知能は人間の仕事を脅かすのか?という質問に対して、「50年〜100年先のことで、まったく心配していない」と回答したSteven Mnuchin米財務長官 が非難を浴びていた。

AIによる自動化を懸念する声が高まる中、むしろAIは企業にプラスの経済的インパクトをもたらし、仕事を奪う以上に創出するという調査結果が出た。調査は、クラウドコンピューティング企業の「ServiceNow」が今年頭に実施した。

調査対象は、世界の7つの市場における業界や規模を横断した1,874社の役員。彼らに、今後数年にかけて、ビジネスの自動化が何を意味するのかについての見解を求めた。

全体の86%が、「加速し続ける作業ペースに追いつくためには、2020年までにはインテリジェントな自動化に踏切らざるを得ない」と回答。実際、回答した企業の半数が、昨年だけで作業ペースが倍速したと回答している。どうあがいても、さらなる自動化は免れなさそうだ。

自動化が積極的に取り入れられるであろう分野のひとつが、事務作業だ。これらの企業では、毎週平均16時間(1日8時間労働で丸2日間)が事務作業に費やされる。HRや会計などの自動化は、大きなコスト削減に繋がる。単純作業に使っていた時間を、社員はよりクリエイティブな仕事に使うようになることが予測される。

また、作業の少なくとも70%を自動化した企業と、自動化が30%未満にとどまる企業を比較することで、自動化と収益に強い結びつきがあることも判明した。年間の収益の伸びを比べると、自動化が進んだ企業はそうでない企業より15%以上の伸びを見せている。また、社内の財務目標を達成する確率も倍近いことがわかった。

自動化によって人間の仕事は奪われてしまうのかという大きな問いに対しては、役員の79%が「自動化が増えることで、新たな雇用が生まれる」と回答。全体の94%が、事務作業が自動化された場合、コラボレーション、コミュニケーション、クリエイティブな課題解決といったソフトスキルを必要とする職種が増えるだろうと答えた。

via. Recode

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