需要に応じてメニューの価格が安くなる価格変動出前アプリ「Gebni」

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昨今、「GrubHub」や「DoorDash」など、近隣のレストランから出前を注文できるオンデマンドの出前サービスの登場で、昔のように電話で注文したり現金で支払ったりする手間がなくなった。

しかし、お店で接客を受けるわけではないことを考えると、出前の料金は意外と高くつく。食事は店内で食べるのと同じ価格だし、ドライバーへのチップの支払いを入れるとお店で食べるのと変わらない。

高額であることが、ネットの出前注文を一部の人による利用にとどめているという理由で開発されたのが、アプリ「Gebni」だ。

Gebniでは、注文の需要に応じてメニューの価格が変動するようにできている。Uberのサージ価格は需要が高いときに乗車料金が高くなるが、Gebniはその逆で、需要が低いときに安く注文できる仕組み。

また、レストランごとではなく、個別のメニューごとにこれを提供。例えば、午後の1時にエッグサンドイッチを注文しようとした場合。その時間にエッグサンドイッチの注文が多くなければ、通常より安い価格で注文することができる。需要が高くても、通常価格を上回ることはない。

需要が低いことで安く食べられる料理の注文が増えることは、お店にとって食材の無駄を削減することにも繋がるはずだ。

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