飼育係、仮想通貨の確定申告用計算ツール「Coin Tool」をリリースへ——CAMPFIREでクラウドファンディングを開始

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東京を拠点とする飼育係は11日、税理士監修による仮想通貨の確定申告用計算 web サービス「Coin Tool(コインツール)」を2月8日にリリースすると明らかにした。同社はリリースに先立ち、CAMPFIRE 上で目標額30万円のクラウドファンディングがスタートさせている。クラウドファンディング支援者に対して先行リリース後、30%割引の料金体系でのサービスが提供される見込み。

2017年12月に国税庁が開示した「仮想通貨に関する所得の計算方法等について」によると、仮想通貨による所得が20万円を超える者は確定申告が求められる。しかし、取引所ごとに取引履歴のフォーマットが異なっていたり、仮想通貨の売買・交換・商品購入への利用・分裂など課税対象取引が多かったり、損益を計算するのは作業が煩雑で解釈にも難しい判断が伴う。

Coin Tool は仮想通貨税務に詳しい税理士の岡友紀氏が監修しており、利用期間中は税理士や飼育係のスタッフによるメールサポートが提供される。Coincheck、Zaif、bitFlyer、bitbank の国内4取引所のほか、海外の Binnance(幣安)、Poloniex、Bittrex、Kraken などのフォーマットにも順次対応予定。また今後、仮想通貨に関する情報メディアや取引所 API を使った機能を追加開発するという。

飼育係は2017年8月の設立。昨年12月には渋谷にハリネズミのいる「ちくちく CAFE」をオープンしているが、今後 Coin Tool を主体事業とする新会社「CTOOL」を設立し、Coin Tool の事業運営は飼育係から新会社に引き継がれる予定だ。

同じく11日には、会計 SaaS 大手 freee も、仮想通貨に対応した確定申告機能を2月に提供開始予定であることを発表した。Aerial Partners は昨年12月、仮想通貨に特化した税理士紹介・記帳代行サービス「Guardian」をリリースしている。

via PR Times

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