インサイドセールスシステムを開発するベルフェイス、CRMとの連携開発などに向け5億円を調達——GCP、SMBC-VC、YJ、キャナルVらが参加

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インサイドセールスに特化した Web のコミュニケーション・システム「bellFace」を開発するベルフェイスは7日、総額5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)、SMBC ベンチャーキャピタル、YJ キャピタル、キャナルベンチャーズ(日本ユニシスの CVC)。これは、ベルフェイスにとって2016年9月に実施した1億6,000万円の調達に続くものだ。

今回の増資とあわせ、既存株主であるインキュベイトファンドの代表パートナー赤浦徹氏、GCP マネージングパートナーの仮屋薗聡一氏がベルフェイスの社外取締役に就任する予定。

ベルフェイスは、同社の代表取締役を務める中島一明氏が2015年4月に設立。インサイドセールスに特化した SaaS「bellFace」を提供している。営業マンからセールスを受ける顧客は、専用ソフトのインストールやアカウント情報のやり取りの必要がなく、Web ブラウザさえあればやりとりができる。営業マンにとっては、普段使用している営業資料を bellFace にアップロードするだけで顧客と資料を共有でき、画面共有機能で Web サービスの操作方法など見せながら商談を進めることができる。

ベルフェイスでは今回調達した資金を使って、bellFace の機能開発に加え、商談現場に関するビッグデータを活用したセールスパターン分析、笑顔などの非言語コミュニケーション解析、各種 CRM との連携開発などを加速させる見込み。また、欧米で普及するインサイドセールス手法を日本国内に啓蒙するため、広告出稿にも投資していくとしている。

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