台湾発の電動スクーターメーカーGogoro(睿能)、インド・東南アジア展開で住友商事と提携

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Image credit: Gogoro

Gogoro(睿能、NASDAQ:GGR)は4月29日、住友商事と、その金融子会社である三井住友フィナンシャル&リース(SMFL)との間で、新たなパートナーシップに関する拘束力のない覚書を締結したと発表した。Gogoro は、この提携によりグローバルな事業拡大計画を実行し、住友商事はモバイル事業と二次電池の利用拡大を目指す。

住友商事は、国内外の自動車産業において、車両の設計・製造から販売、アフターサービス、エネルギーマネジメントに至るまで幅広い分野に携わっている。SMFL は、カーリース、オートファイナンス、電気自動車関連事業、個人向けサブスクリプション事業、駐車場事業を手掛けている。

Gogoro の創業者兼 CEO の Horace Luke(陸学森)氏は次のように述べている。

Gogoro の革新的なビジネスエコシステムは、これまで不可能であった幅広いビジネスパートナーシップとビジネスモデルを生み出すように設計されている。現在、住友商事と三井住友ファイナンス&リースは、Gogoro のグローバルな事業拡大を加速させるとともに、Gogoro スマートバッテリとバッテリ交換を活用し、自社のモビリティ事業と二次電池収益の拡大を推進しようとしている。

2011年に台湾・台北で創業した Gogoro は、街角に配置された充電ステーションでバッテリ交換する方式の、充電のための時間を必要としない電動スクーターサービスを2015年にローンチした。住友商事とは、2017年のシリーズ C ラウンドへの参加、石垣島での実証実験などで協業関係にある。2022年に NASDAQ に SPAC 上場し、最近では、台湾の TSMCUber Eats と提携を発表している。

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