Panoplaza の開発元、東京を拠点とするカディンチェを前回訪問したとき、6つの GoPro カメラがマウントされた360度録画ツールを見せてくれた(下写真の左)。最近、同社はこのビデオソリューションを正式に「Panomovie」として発表した。現在、同社の顧客に Panoplaza で提供されている静止画のソリューションに加え、追加オプションとして提供される。
このソリューションを使って、固定視点または移動視点(後者の方がもちろん面白い)から6方向のビデオを撮影できる。さらに同社のつなぎ合わせソフト(または市販ソフトでも構わない)を使って、6つのカメラの映像からパノラマビデオを作れるのだ。上記のビデオで、いくつかの事例が確認できるだろう。
このビデオは PC、スマートフォン、それに Oculus Rift などのヘッドマウンド・ディスプレイなど、さまざまなデバイスで見ることができ、簡単に見る方向を制御することが可能だ。
さて、このような技術を使って、実現しうるアプリケーションは何だろうか。想定顧客として、カディンチェはアミューズメント施設、観光スポット、不動産、小売業、コンサート、スポーツなどを挙げている。
カディンチェの CEO 青木崇行氏に、パノラマビデオを制御するコントローラとして、Leap Motion と連携する計画があるかどうかを尋ねた。彼は Leap Motion は既にテストしており、その種のジェスチャー・インタフェースでメリットを享受できる顧客を探しているところだと述べた。
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