[翻訳News] 中国の2大ソーシャルWeibo(新浪微博)とRenren(人人網)を使ったメイベリンの中国マーケティング戦略

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【翻訳 by Conyac】

この記事はロンドンのソーシャルメディアの調査会社、WaveMetrixで公開されたものである。

Sina Weibo中国の消費者とのエンゲージメントのためのソーシャルメディアプラットフォームとして、ほとんどのブランドに好んで利用されているようだ。一方、Facebookに似たソーシャルネットワークのRenrenを活用しているブランドはそれよりも少ない。

メイベリンの場合は2本柱のマーケティング手法をとっており、Sina Weiboをブランドのメインのプラットフォームとして使用しつつ、RenrenをBBクリームのような製品用のキャンペーンを行うための補完的なハブとして使っている。

WaveMetrixの分析によると、メイベリンの手法はタイプの異なるユーザーにアプローチするのに有効であることが明らかだ。製品使用者とのエンゲージメントにおいては、Sina Weibo上が最も上手くいくことがわかる。

一方、RenrenのBBクリームのページの場合は、製品に興味を持つユーザー(見込み顧客)を引き付けている。しかし、WaveMetrixの分析では、Renren上のメイベリンのページでは、Sina Weibo上よりも製品に対する高いエンゲージメントが生まれている一方で、メイベリンが投稿した写真の有名人の話題が大半を占めている。

製品使用者とのエンゲージメントでは、Sina Weiboが最も有効:


Sina Weibo上のメイベリンのページは、Renren上のページと比べてより多くの製品使用者を引き付けている。Sina Weiboのページで交わされる話の75%にメイベリン製品使用者が関わっており、既存の顧客に対するエンゲージメントの成功を反映している。

そこでは、既存の顧客らはメイベリン製品を使用した感想を共有したり、製品の使用法に関する情報を他の人に提供するように促されている。メイベリンは商品ラインナップを共有したり、キャンペーンを展開することにより、ユーザーとのエンゲージメントのハブとしてSina Weiboを上手く使いこなしている。

既存顧客と見込み顧客によって生み出された話はわずか4分の1:

メイベリンのRenren利用法は時期を計算に入れており、新製品の発売開始に焦点を置いている。メイベリンは新発売のBBクリームについて「良さそう」とか「試してみたい」などと話している製品の見込み客とのエンゲージメントを生み出すことができている。しかし、見込み顧客や既存の顧客による話はわずか25%にとどまっており、大半のエンゲージメントは一般消費者からとなっている。

Renren上のメイベリンページでの会話は、ブランドや製品などに特化した話より、もっと一般的な話題:

メイベリンとRenren上の消費者のエンゲージメントは一般の話題が中心:見込み顧客や既存の顧客数の割合が低いことを反映し、Renren上のメイベリンのページでは製品やメイベリンに関する話は非常に少ない。

Renrenのページでは、消費者らは有名人の写真やメイベリンが投稿したエンターテイメント関連の話題について話しており、話の90%を一般的な話題が占めている。このことは、メイベリンが特定の製品に関するユーザーとのエンゲージメントにおいて、期待できる成果を上げていないことを如実に示している。

【via Penn Olson 】

 

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