9000店舗以上の出店と20万の掲載商品を誇るインドネシアの主要オンラインモールTokopediaが本日(訳注:4月19日のニュース)CyberAgenct Ventures社からのシリーズB投資を完了したと発表した。
金額は公表されなかったが、友人であるSerkan Totoが日本の経済日刊紙、日経より仕入れた情報によると、Tokopedia全体が700万米ドルと評価され、10%の株式取得が70万米ドルにて取引が締結されたという。
TokopediaのCEOであるWiliam Tanuwijayaは出資金額についてのコメントは拒否したが、10%の株式であることは認めた。「約10%の株式をCyberAgent社へ放出しました。資金の額面や評価額については、コメントを控えさせていただきます」とWillimaはメールでスマイルをつけて返答してくれた。
今回の投資に先立ち、Tokopediaは、2009年にPT Indonusa Dwitamaから、そして2010年にはEast Venturesから、それぞれ資金を受け取っている。TokopediaはCyberAgent Venture社のポートフォリオの1社となったインドネシア初の会社である。
「インドネシアを非常に将来性のある市場とみなしており、 わが社はこの地に事務所を新設する予定です。それにより、わが社は積極的にベンチャー投資ビジネスを拡大していく事ができるのです。」と CyberAgent Ventureの海外投資担当取締役である北川伸明氏は語る。2009年にCyberAgent Ventureは、ベトナムのVatgia.comという現在はベトナム最大のオンラインショッププロバイダーに類似の投資を行っている。
「この新しいラウンドでわが社の成長傾向を維持できる自信があります」とWiliam氏は語る。「アジアにおけるインターネットやEコマース市場を彼らの経験から学ぶこともできるかもしれません」。
この取引締結により、Tokopediaの共同設立者であるLeontinus Alpha Edison氏とWilliam Tanuwijaya氏は引き続きTolopediaの全経営責任を担い維持していく事となる。またPT Indonusa DwitamaとEast Venturesの代表は、Tokopediaの取締役員及び行政役員として任務を継続する。
「新興企業急成長を遂げるにあたり、このラウンド資金を当社の商品、技術、サービス、そして会社自体のスケールアップに利用するつもりです。わが社を完全に新しいレベルへ引き上げる準備は出来ているのです」とWilliam氏は資金の使い道についてこう回答した。最後に、インドネシアにおける全ての新興企業の新たな素晴らしい勝ち組となった、Tokopediaチームを称えたいと思う。
Tokopediaの裏話と裏戦略については、こちらをご覧下さい。
全面開示事項:現在PennOlsonはEast Venturesと資金ラウンドについて話し合いを進めているところです。詳細は来週中に公開される予定です。
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