Ganji(赶集)が共同購入事業を55Tuan(55団)に譲渡—生き残るのはどこか

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

中国の広告サイトのGanji.com(赶集)は先日、同社の共同購入事業を業界大手の55Tuan.com(55団)に譲渡することを発表した。

これはそんなに驚くほどのニュースではないし、急に降って湧いた話でもない。というのも、3月の始めにGanji.comが共同購入事業を手放すという噂が流れたからだ。だが、後にGanjiの設立者兼CEOのYang Yonghao(楊浩湧)がその噂をはねつけ、共同購入事業は維持するがスタッフの中には同社の新規事業(重点事業の転換)である短期アパート賃貸サービスのMayi.com(螞蟻)に異動する者もいると述べた。

Ganji、55Tuanともに、これがどういうタイアップなのかの詳細は説明していない。 今後、人員削減があるだろうか?両社はどのようにして収益などを分配するのだろうか?また、両社はこの提携を「戦略的提携」と見ているが、55Tuanが同事業の完全買収を考えている可能性も拭いきれない。

共同購入ビジネスを分析するTuan800.comが最近発表したレポートでは、今年の1月のGanjiの共同購入ビジネスの売上高は4720万人民元。中国の業界トップ10にはランクインしたが順位は10位で、強敵58.comの共同購入ビジネスから大きく引き離されている(58.comは売上高7550万人民元で第8位だ)。

Ganjiが比較的関連性の低いビジネスを売却する一方で、強敵58はGanjiが同ビジネスを売却することでリソースが増え共同購入ビジネスを強化できると言及している。

昨年の共同購入の熱狂で、中国の数多くのインターネット企業、例えばGanji、58、360buy(京東)やDianping(大衆点評)、そしてポータルサイトのSohu(捜狐)やSina(新浪)までもがそのマーケットに集まった。そして今、いわゆる冬(厳しい時)が訪れ、多くの共同購入サイトが苦戦している。同業界では今後も統合する企業が出てくると思われる。

【via Technode】 @technodechina

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