20億米ドルを調達したUber中国——しかし、その評価額はDidi Kuaidi(滴滴快的)の半分にも及ばず

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1月14日更新

Uber 中国支社の本日(原文掲載日:1月14日)の発表によれば、同社はシリーズBラウンドで中国の投資家から20億米ドルを調達した。ロイター通信によると、出資者には China Minsheng Bank(中国民生銀行)、不動産会社の Vanke(万科)、Hainan Airlines Group(海南航空集団)などが含まれている。

記事原文は下記

Uber 中国はシリーズB資金調達ラウンドを昨日終了し、また同社の最新評価額が70億米ドルに達したことを発表した。同社が資金調達能力を十分持っていることは明らかであるが、中国市場では手遅れになっている可能性もある。

中国本土における Uber の最大の競合Didi Kuaidi(嘀嘀快的)の評価額は9月時点でおよそ165億米ドルと推定されていた。そして、Didi Kuaidi の優位を決定付ける昨日のレポートを受け、同社が「モバイルベースで世界最大の配車サービスプラットフォーム」であることは間違いなく、その成長が減速する気配は当分見えそうにない。

Uber の資金調達に関する声明には、China Taiping Insurance(中国太平保険)、Guangzhou Automobile Co. Group(広州汽車集団)、China Life(中国人寿保険)、CITIC Insurance(中信保険)などに加え、出資した Hainan Airlines Group への謝辞が述べられていた。

Hainan Airlines Group との提携は無視できない話である。同グループは中国最大の民間航空会社であり、Fortune 誌のグローバル500企業にランクインしている。声明の中で同社は、海南航空グループの「航空、金融、物流、旅行という多分野におけるグローバルな収益源」を活用する計画であると述べている。

しかし Uber は中国において、他国や他の地域では考えられないような問題に直面している。70億米ドルではまったく足りず、時すでに遅しだったとしたらどうだろう?

9月の推計が正しければ、Didi Kuaidi の評価額は気が遠くなるほど巨額で、70億米ドルがはした金に思えてしまう。それに加え、Didi Kuaidi がアジア各国やアメリカで、ほとんどすべてのUber競合会社と提携しているという事実を考えると、Uber の旗色は悪い。

Uber が中国で生き残ることは確かだろう。しかし、最大の競合が何十億もの乗車数を誇り、中国政府と手を結び、中国国外の Uber 競合に出資しているということを考えると、中国は Didi Kuaidi の土俵であることに疑いはない。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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