もし読者の皆さんが、北京のテック・スタートアップシーンや去年の北京のTechCrunch Disruptをフォローしているなら、このコンテストでファイナリストに残った候補者の中にChinacceleratorの卒業生が2社あったことに気づくだろう。Order With MeとNextGoalsだ。そして前者は派手さや魅力の他に、Disruptカップを獲得し、後にInfinity Venture PartnersとSOSventuresから300万米ドルの投資を調達した。
Chinacceleratorは、2012年の採用募集を開始した。さあ、君にも中国のアクセラレータの勝者になるチャンスがある。
さて、テクノロジー関連のスタートアップを考える君は、Chinacceleratorに何を期待できるだろうか?Chinacceleratorは起業家のために、起業家によって作られている。そのため、資金提供に加えてメンターからの助言を受け、彼らとともに真に革新的で驚くようなサービスに取り組むだけでなく、彼らと生涯続くような人間関係を築くこともできる。Global Accelerator Networkの一環として、Chinacceleratorは3ヶ月のアクセラレータプログラムを提供し、素晴らしいスタートアップを生み出すことを約束している。
現在Chinacceleratorは大連を本拠地としており、これは通常好まれる上海や北京といったハブとは異なる。同市は北に位置しており気晴らしとなる娯楽も少ないが、それは気を散らす要素が少ないことをも意味する。Chinacceleratorとの90日間、ヒットするスタートアップを作ることに集中して全精力を注ぎ込むことができる。
だが、静かな場所だからといって心配する必要はない。 大連はテクノロジー関連のスタートアップにも適した場所だ。実際、ここは中国において最も発展した工業地域の一つで、テクノロジー業界の発展において大きな重要性を持つ。同市には、すでにそこで事業を営む多国籍企業に加えて、日本語人口や日本企業も多い。これはまた、大連では多国籍企業から中国地元企業へとスキルが移っていることもあり、世界のどこか別の場所で起こっているテクノロジー・トレンドについていつも最新情報を得ることができるのだ。
さらに、人を雇う上でもコスト効率が高く、大規模の人材プールがある。分野はコンピュータ・サイエンスからソフトウェア・エンジニアリングにまで及び、賃金は上海や北京の水準と比べても格段に低い。こうした理由から、雇用の面そしておそらく店舗を立ち上げる上でも良い場所となっているのである。
プログラムの終わりに、スタートアップはたくさんの投資家に対してChinacceleratorのDemo Dayでプレゼンをする機会がある。そこで投資してくれる見込みのある投資家たちと出会い、多くの優れたテクノロジー・プロフェッショナルたちと関係を築くことができるだろう。
申し込みの締め切りは6月30日、更なる詳細はchinaccelerator.comをチェックしてほしい。もしくは彼ら宛てにeメールでお問い合わせを。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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