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モバイル特化アクセラレータMOX第5期デモデイから、ピッチしたスタートアップ6社をご紹介

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アジアでは安価なスマートフォンの急速な普及によって、インドネシアや中国、インドのような途上国におけるインターネット利用の広がりが加速している。 ASEAN UP の統計によると、2018年1月時点でインドネシアの人口2億6,540万人のうち半数がネットを利用しており、同国の1億7,790万人がモバイルユーザである。10年前と比べると、当時インターネットに接続していたのは1,860万人に過ぎなかった…

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アジアでは安価なスマートフォンの急速な普及によって、インドネシアや中国、インドのような途上国におけるインターネット利用の広がりが加速している。

ASEAN UP の統計によると、2018年1月時点でインドネシアの人口2億6,540万人のうち半数がネットを利用しており、同国の1億7,790万人がモバイルユーザである。10年前と比べると、当時インターネットに接続していたのは1,860万人に過ぎなかった。

この成長に後押しされて、世界中の VC、エンジェル投資家、スタートアップ、インキュベータ、アクセラレータがこの地域で活動を始めており、溢れ出るチャンスをものにしようとしている。

Mobile Only Accelerator としても知られている MOX もそういったエンタープライズ向けアクセラレータの1つだ。台湾を拠点とするこのアクセラレータは、アメリカに本社を置くアクセラレータ兼 VC、SOSV のスピンオフである。SOSV は3億米ドルの資金を運用し、7つの世界的なアクセラレータを経営しており、深圳とサンフランシスコを拠点とするアクセラレータ HAX もその中に含まれている。SOSV は600人を超えるメンターを擁しているため、すべてのスタートアップは一対一のコーチングを受けることができる。

その名が示唆するとおり、MOX はモバイルに注力したスタートアップに投資し、協力してソリューション、ビジネスモデル、そしてチームを洗練させてきた。同社はまた自身のプラットフォーム上のスマートフォンユーザ1億6,700万人とスタートアップを結びつけ、ブランドや通信事業者とパートナーシップを締結、そして他のアプリとのクロスプロモーションを通じて、(収益の一部をリターンとして受け取り、)スタートアップのユーザ獲得を手助けしている。

SOSV のゼネラルパートナー William Bao Bean 氏によると、スタートアップがローカライズやマネタイズの戦略を最適化できるように、大量のマーケットデータを分析する手助けをすること、それが MOX が行っていることである。

現在 MOX はインド、インドネシア、フィリピンを拠点とするスタートアップに注力しているが、近い将来にはマレーシアやベトナムといった同地域内の他の国にも拡大したいとしている。

とは言うものの、世界中の他の場所から生まれた企業であっても、素晴らしい製品を持っているのであれば同社は門戸を開いている。本日(8月24日)シンガポールで開催された第5回目のデモデイで、MOX はそういった6社のモバイルスタートアップを紹介した。

それでは見てみよう!

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escapex

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ニューヨークを拠点とする企業 escapex はソーシャルメディアのインフルエンサーや有名人に、興味深い販売を行っている。社名と同じ名を冠したソーシャルメディアツールは分散型のホワイトラベルプラットフォームであり、インフルエンサーが自身のアカウントに対するより幅広い選択肢や自主性を持つことで、エンゲージメントを高め、ソーシャルメディア上の存在感を手に入れてそこから利益を得ることもできるようにしている。

たとえば、フォロワーは気付いてもらえるようコメントを目立たせるためにお金を払うことができる。インフルエンサーや有名人はフォロワーに有料の特別コンテンツを提供することや、スポンサーになってもらうこと、もしくは提携している商品を売ることなどもできる。これらすべてが1つのソーシャルメディアプラットフォーム上で可能なのだ。

CEO 兼設立者の Sephi Shapira 氏によると、俳優のジェレミー・レナーやモデルのアンバー・ローズを含む一流の有名人を200人以上プラットフォーム上に擁しているという。

escapex は1.5%のエンゲージメント率を出せるとしており、これは Instagram の0.5%よりも高い。潜在的には、ユーザ1人につき1米ドルの利益を期待することができる。

同社は東南アジアの複数の投資家から2,000万米ドルを調達している。

miFon

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スマートフォンの価格は下落しているかもしれないが、1つだけ決して失われない価値は、その内部に蓄えられたデータだ。大切な写真、メッセージ、電話番号など。

インドでは毎年推定で1億5,000万台のスマートフォンが盗難、紛失されているが、miFon はこの問題に取り組もうとしている。

同社が開発しているソフトウェアは、ユーザがスマートフォンの場所を追跡でき、スマートフォンの電源が切れていたりネット接続されていなかったりしても写真を開くことができるようにするものである。

ユーザはブラウザを通じて自らのアカウントにログインするか、スマートフォンに SMS を送るだけでよい。このサービスの継続利用には5米ドルがかかる。

自動のクリーナー、バックアップ、マルウェアからの防護といった他のサービスも提供している。

同社はパナソニックなどのブランドと提携しており、インドネシアやバングラデシュの通信事業者ともパートナーシップを求めている。すでに200万台のスマートフォンにインストールされており、50万人を超えるアクティブユーザがいる。

同社は200万米ドルを調達予定だ。

Fleksy

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Fleksy はアプリを用いて、モバイルのキーボードタイピングにより良いインテリジェントなアシスタントを提供したいと考えている。設立者兼 CEO の Olivier Plante 氏によれば、それはトレーニングを積んで「タイピングするユーザの考えを読む」ことができるようになるものである。

本質的には、Fleksy はタイピングを重ねるにつれてデータを集め分析し、ユーザの興味や言葉の選択、習慣を学ぶことができるということだ。すると次は800のカテゴリの中の1つのプロフィールにユーザを当てはめる。

これがもたらすものは、自動修正や、GIF 画像および感情アイコンの候補提示の向上である。アプリを離れることなく他のサービスで作動させることもできる。たとえば、デモで Plante 氏がこういう例を示して見せた。Fleksy を通じて「sushi」という単語を WhatsApp 上の会話でタイピングすると、寿司店へのリンクが出てくる。別の例では、「Trump」とタイピングすればアメリカ国旗やオレンジ色の顔の絵文字が出てくる。

Fleksy は95万人を超える月間アクティブユーザを擁しており、3,000万台のスマートフォンに組み込まれることになる可能性がある3件の取引にサインしている。

同社は200万米ドルの資金調達を目指しており、120万米ドルはすでに確実であるとしている。

Unboxed

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広告はインフルエンサーマーケティングという宣伝活動へと移行しつつあり、多くのブランドがそのアプローチをとっている。しかし同時に、ソーシャルメディアで炎上したり虚偽のフォロワーを買ったりしない、正しいインフルエンサーや信頼に足るインフルエンサーを見つけるという困難にも直面している。

それに加えて、インフルエンサーマーケティングという宣伝活動はスケールが難しい。

Unboxed が目指すのは、「大衆」やマイクロインフルエンサーの力を活用して、この問題に取り組むことである。同社によると、人々は製品やサービスに関して他の一般的な人のレビューを信頼する傾向があり、そのためマイクロインフルエンサーマーケティングの方が5倍のエンゲージがあるという。

Unboxed は96%の正確性でクライアントが求めるマイクロインフルエンサーを見つけることができるという。またブロックチェーンを使うことで、インフルエンサーがきちんと検証されており安全であるとしている。そしてこれらのマイクロインフルエンサーはパフォーマンスによってランク付けされる。

同社は Mars、Nestle、Philips を含む100社以上の世界的なブランドと協力している。

アジア市場に進出するため50万米ドルを調達したいとしている。

Achiko

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インドネシアのような途上国のゲーマーは、子どもであればなおさら、銀行口座を持っておらず、そのためオンラインの取引を行うことができない。モバイルサービスに対して顧客が現金で支払えるよう ATM や店舗、通信事業者と協力することで、Achiko はこの問題を解決しようとしている。

現在 Achiko は毎月65万件以上のモバイルトランザクションを手助けしており、これは総額で月に50万米ドルを超える利益を生み出している。

また、彼らのソリューションは完全に斬新なものというわけではないことも特筆すべきだ。MOLPay もまたユーザがモバイルサービスに現金で支払いができるようにしているソリューションである。

Achiko は150万米ドルの調達を目指している。

ClearDekho

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インドは視力の低下という問題を抱えており、その結果として視力を失う人の割合が世界で最も高くなっている。

問題は、十分な眼鏡店がないこと、特に小さな町や村にないことにある。インドでは7万人に対して1店舗しかなく、売られている眼鏡も50米ドルという価格で、一部のインド人にとっては少々高すぎる。

ClearDekho は格安の眼鏡店を作ることでこの問題に取り組もうとしている。使用者の度数が-3から+3の範囲内であれば、眼鏡の値段はほんの7米ドルだ(これを超える度数であれば追加料金が必要)。

また、オンラインの店舗も提供しており、利用者はそこで処方箋を入力、眼鏡を注文し、自宅まで配達してもらうことができる。

現在 ClearDekho は25店舗を持っており、収入は月ごとに40%成長している。Growthroots とのパートナーシップを通じてさらに100店舗開くという計画で、毎月6~7店舗を追加している。第2~3級そして4級の小さな町や市にも力を入れていくこととなる。

これまでに4万5,000人を超える顧客があり、3万8,000米ドルを超える収入を得ている。

同社は300万米ドルの資金を調達したいとしている。

【via e27】 @E27co

【原文】

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SOSVが台北で運営するモバイル特化アクセラレータ「MOX」がIVSでピッチイベントを開催、新進気鋭の11社が登壇

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本稿は、6月6〜8日に開催される、Infinity Ventures Summit 2018 Spring in Taipei の取材の一部。 ベンチャーキャピタル SOSV が台北を拠点に運営するモバイル特化アクセラレータ「MOX」は7日、台北市内で開催されているスタートアップカンファレンス Infinity Ventures Summit の会場で、アクセラレーションプログラムに参加中のスター…

本稿は、6月6〜8日に開催される、Infinity Ventures Summit 2018 Spring in Taipei の取材の一部。

ベンチャーキャピタル SOSV が台北を拠点に運営するモバイル特化アクセラレータ「MOX」は7日、台北市内で開催されているスタートアップカンファレンス Infinity Ventures Summit の会場で、アクセラレーションプログラムに参加中のスタートアップ11社を披露するデモデイを開いた。

11社の顔ぶれを見てみよう。

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Bitholla(韓国)

仮想通貨市場は資産ベースで1,600億米ドル、取引ベースで40億米ドルを超える市場に育った。投資家は複数のプラットフォームを管理し、最良の取引レートと最速の取引パフォーマンスを追う必要がある。Bitholla を使えば、一つのインターフェイスで複数のプラットフォームを管理でき、従来の半分の費用での仮想通貨運用が可能になる。

BigGo(台湾)

BigGo は、価格比較とオンラインショッピングのためのサーチエンジン。分野別に価格の透明性を追求し、東南アジアのユーザが安心して、オンラインまたはオフラインで商品を購入できるようにする。世界的に見て、ユーザへのキャッシュバックもできるサーチエンジンとしては唯一の存在。

Bubbleye(台湾)

Bubbleye は、人工知能を使ったモバイル広告出稿の最適化および全自動化プラットフォーム。主要なモバイルアプリやゲームアプリのデベロッパに採用されている。広告費用をリアルタイムで自動調整し、最終的には目標のパフォーマンスを達することを目指す。100万米ドルを調達中。

Portier(アメリカ)

Portier は、ホテルが宿泊客に無料通話・無料インターネットができるスマートフォンを貸し出し、相互にコミュニケーションを取りやすくするためのサービス。ホテルは、外出中の宿泊客に対してもリーチし続けられ、カスタマイズされた、あるいは、タイムリーなプロモーションを展開することで、追加収入が得られる。ホテルには1部屋あたり1ヶ月あたり15米ドルでライセンス、通信キャリアなどと提携してホテルに提供。

Judolaunch(アメリカ)

過半数のオンライン購買客が商品を海外から買っているのと対照的に、オンライン店舗が海外の顧客に商品を販売することは珍しい。商品をローカライズし、さまざまなオンライン広告を使いこなさなければならないからだ。Judolaunch は、店舗が海外市場に販売展開する際、商品一覧、販売者アカウントなどを Amazon のマーケットプレイスで国別(市場別)に作成し、各国別に掲載した商品内容を一元管理できるようにする。140万米ドルを調達中。

Mobio(カナダ)

中国の都市労働者や学生人口の40%は日々、不安やストレスに悩んでいるという。Mobio は、バイオフィードバック(自覚・制御が難しい現象を、センサー等により検出し人間が感覚できる音や光などに変換し対象者に自覚させる)、脳健康、UX デザインを駆使して、労働者、学生、患者などに精神的安寧をもたらすアプリを開発している。カメラを使った心拍数検出や、心拍数の変動に基づいたストレス認知などを可能にする。シードラウンドで150万米ドルを獲得。

Oomph(インドネシア)

Oomph は、インドネシア市場向けにローカライズされたアプリ、ゲーム、ニュースを求めれるスマートフォンユーザ向けに、レコメンドとリワードプログラムを提供する。日本の Spiral Ventures、ジーニー、ユナイテッドから出資を受けている。

Whycall(韓国)

Whycall は、電話番号データベースの共有により、スパム電話やスパムテキストを防御するサービス。スパムと思われる相手から電話がかかってきたときには、発信者通知番号機能による認識により、スパムであるかどうかをユーザに伝え、判断を仰ぐ。自分が投入したスパム発信元の電話番号は、Whycall を通じて共有される。

LiqEase(中国)

世界的に見ても、中小企業の67%以上が人材流動性の必要を感じている。世界で最も多くの中小企業を抱える中国だけでも34%以上の中小企業が大きな人材流動性を望んでいる。LiqEase はブロックチェーンを使い、クレジットギャップ(民間信用ではは賄えない社会的には必要な信用)を埋める金融手段を提供。投資家は金利が史上最安とされる市場環境の中で、高収益が得られる層にアクセスできるようになる。

Dream(イギリス)

Dream は、ブロックチェーン人材プラットフォームを開発。雇用者側がプロジェクトに合った最適なフリーランス人材を、一人一人選んでチームを作る作業の流れではスケールしづらいが、Dream は過去のプロジェクトを人工知能が分析することで、最適なスキルを持った人材をピックアップしチームを作り上げるのを支援する。トークンエコノミーにより、人工知能モデルを開発する上で、新しい決済手段を取り入れたり、ゲーミフィケーションも取り入れたりしている。

Goama(ミャンマー)

Goama は、400件以上のプレミアムなモバイルゲームを低価格のサブスクリプションで提供するサービス。現在200万米ドルを調達中で、うち4分の1ほどの調達は投資家からコミットを受けている。

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上海発の大学入学支援プラットフォームが「Dyad」に改称、500 StartupsやSOSVらから60万ドルを調達

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大学生にメンターアドバイスを提供するサービス ChaseFuture は水曜日(4月13日)、大学生の仕事探しと就職活動を支援するキャリアメンターシップサービスをローンチしたことを発表した。同時に、同社の社名を「Dyad」へ変更した。 上海に拠点を置く Dyad はまた、60万米ドルの新規資金調達ラウンドの完了も発表した。このラウンドは500 Startups および SOSV が主導し、NASD…

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大学生にメンターアドバイスを提供するサービス ChaseFuture は水曜日(4月13日)、大学生の仕事探しと就職活動を支援するキャリアメンターシップサービスをローンチしたことを発表した。同時に、同社の社名を「Dyad」へ変更した。

上海に拠点を置く Dyad はまた、60万米ドルの新規資金調達ラウンドの完了も発表した。このラウンドは500 Startups および SOSV が主導し、NASDAQ上場の教育関連企業も参加した。これに加え、既存の出資者には、ニューヨークに拠点を置く Artesian Capital ManagementBanyan Partners、シリコンバレーに拠点を置く Harbor Pacific Capital、および多数の主力エドテック(教育テクノロジー)エンジェル投資家が挙げられる。今回のラウンドで、Dyad の累計ファンドは100万米ドルに達した。

<関連記事>

最新の出資状況で注目すべきは、中国でのキャリア育成サービスに対する関心の増大である。杭州に拠点を置く教育およびキャリア情報プロバイダである Quanrenjiaoyu(全人教育)は昨年12月に総額2億1,000万元(3,240万米ドル)で Xiuqiang Glasswork Co., Ltd.(江蘇秀強玻璃工芸)に買収されている。

500 Startups のマネージングパートナーである Khailee Ng 氏はこう語る。

アジアにおいては、子どもに最良の教育を受けさせるためであれば、親は何よりも多くのお金を費やします。Dyad の助けが得られるのであればなおさらです。

Dyadのスケジューリングツール
Dyadのスケジューリングツール

Dyad 設立者で CEO の Greg Nance 氏は TechNode に次のように語った。

ほとんどの大学はキャリア支援サービスを提供しますが、学生がパーソナライズされた支援を十分に受けたり、カスタマイズされたサービスを受けるのは難しいです。
若いプロフェッショナルにウェブデザインやデータサイエンスなどのスキル開発を支援するスタートアップは数多くありますが、私たちは若者が学生のうちから、彼らのキャリア探索を一から組み立て、仕事の選択肢を広げるのを支援できます。

Dyad は学生や若い社会人と200名を超えるメンターを、Dyad.com のオンラインのビデオカンファレンスや書類レビューのためのデジタルワークスペースでつないでいる。学生は自分の空き時間に応じてコンサルティングや書類レビューの予定を組み、都合の良い時間に接続できる。コンサルタント料はビデオカンファレンスをした時間やメンター指導の頻度により決まる。またメンターは、世界トップクラスの大学や、Google、JP Morgan、Goldman Sachs、McKinsey その他多くのトップ企業所属である。

ケンブリッジ大在学中の2012年に設立以来、同社はトップ大学のメンターシップに注力し、1,700名を超えるクライアントが23ヶ国の大学に入学するのを支援してきた。同社は、クライアントの37%が「トップ25の大学」に入学し、135名がアイビーリーグの大学に入学したとしている。

試験対策のマーケットでは、家庭教師サービスの New Oriental(新東方)、K-12(義務教育)放課後のチューターサービスの TAL education(好未来)といった中国の企業が挙げられる。

 

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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Chinaccelerator(中国加速)のディレクターが語る、外国人が中国でスタートアップを成功させるための極意〜 #ASIABEAT 2016 アモイから

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本稿は、ASIABEAT 2016(亜洲創業大賽)の取材の一部である。 中国のスタートアップ・アクセラレータ Chinaccelerator(中国加速)でプログラムディレクターを務める Todd Embley 氏によると、中国におけるスタートアップの失敗率は95%にも上るという。これは、一般的なスタートアップで予想される失敗率よりもずいぶん高い数値だ。 Embley 氏は ASIABEAT で、次…

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本稿は、ASIABEAT 2016(亜洲創業大賽)の取材の一部である。

中国のスタートアップ・アクセラレータ Chinaccelerator(中国加速)でプログラムディレクターを務める Todd Embley 氏によると、中国におけるスタートアップの失敗率は95%にも上るという。これは、一般的なスタートアップで予想される失敗率よりもずいぶん高い数値だ。

Embley 氏は ASIABEAT で、次のように語った。ASIABEAT は、アジアの起業家や投資家のために毎年行われるスタートアップのコンペティションだ。

人々はアジアで事業を開始する方法さえわかっていない場合が多いのです。中国を特に恐れています。多くの企業が中国進出に失敗しているからです。もちろん、Google以上の大企業が進出したことはありませんが。

(Chinaccelerator が)スムーズな市場進出と現地エコシステムを理解するための支援をし、スタートアップが良い環境からスタートできても中国に進出するのは勇気が必要です。

中国では企業がどんどん生まれている。これらの企業は、中国でベンチャービジネスを始め、規模を拡大し、事業を進めていきたいと考えている外国人が、スムーズに進出できるようなサービスを提供しようとしている。ハードウェアを専門にしている深圳の HAX は、中国のハードウェアスタートアップが集まる中心地に世界中から起業家を呼び込んでいる。他にも、北京に拠点を置くハードウェアアクセラレータの HaxAsia や、2012年にローンチした Microsoft Ventures Beijing などがある。また、起業家が中国の厳しい市場でも生き残れるよう国からの後押しもある。例えば、フランスのスタートアップエコシステムで投資家、起業家、他のプレイヤーなどの世界的なネットワークを有する La French Tech が、今年初めに上海でローンチした。

しかし、自分の国を離れ中国に来た起業家は、言葉の壁、文化的な相違や中国の一般的な消費者行動を直感する上でEmbley 氏が間違った「本能的直感」と呼ぶものなどにいまだ苦しんでいる。ASIABEAT では、Chinaccelerator や中国における外国人のスタートアップ環境について、Empley 氏にインタビューすることができた。

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1. 中国に来てからの7年間で、中国のスタートアップシーンはどう変化しましたか?

スタートアップによるイノベーションには大きな関心が寄せられています。信じられないほどです。私はいつも、シリコンバレーのスタートアップエコシステムのイメージを、政府がイノベーションに対して重い腰をなかなか上げられずにいる感じに捉えています。しかし、中国ではこれは逆なのです。政府は非常に前向きで、起こる必要のあることをわかっており、起こるべきことが起こるように進んであらゆる手段を講じています。市場に資金とメディアを注ぎ込んでいますし、コワーキングスペースやアクセラレータ、インキュベータ、ITパークなどを推進しています。

(政府は)よく次のように発言をしています。

この国には起業家が必要です。革新的なことを生み出す若い人が必要です。製造現場から、イノベーションやテックのリーダーを輩出するよう目指すべきなのです。

これは見ていて素晴らしいことです。

2. 現在の中国のスタートアップエコシステムは、昔よりも海外のスタートアップに対してオープンですか?

昔よりも情報があるからでしょうね。5年前に進出した時は、情報があまりなかったために非常に苦労しました。人にコンタクトを取りたくてもイエローページさえありませんでした。インターネットで情報を得ることもできませんでした。情報を見つけるのは難しく、あらゆることが本当に難しかったです。

現在は、多くのスタートアップが失敗し、多くの人が中国へ渡り、エコシステムにも十分な関心が寄せられています。こうしたことで、中国で成功する秘訣が明かされてきたのです。中国国内外に資金が流入し、海外の収益も上がっています。現在は、中国進出がずっと容易になりました。

3. 中国政府の支援は、スタートアップのエコシステムにどのような影響を与えていますか? アクセラレータとして、政府方針から影響を受けたことがありますか?

(近い)将来には、良い影響と悪い影響の両方があると思います。私たちの意見としては、起業家は失敗して学ぶ必要があります。今、資金調達ができすぎると、その道のりが長くなってしまいます。スタートアップは背水の陣でいるべきなのにも関わらず、資金があり過ぎるのです。製品を市場に出荷し、継続的にその製品を見直し、修正し、市場に合ったものにしていく必要があります。

資金があり過ぎると、オフィスにこもって商品を作ってばかりになり、資金が潤沢であるために収益を追求する必要がなくなります。投資家は投資にあまりリスクを取りませんから、資金はいくらか自由になります。これでは、市場経済が正しく機能しているとはいえません。

良い点としては、これはすごいことだと思います。中国政府が何を考えているかはわかりませんが、重要な点のひとつとして、中国の親に子供を起業家にするよう勧めている点があります。お金を多く稼げることやニュースやメディアで取り上げられている会社を創業して成功した人物、例えば Jack Ma(馬雲)氏や Lei Jun(雷軍)氏など多くのケースを親世代に示すことができます。「聞いてよ、スタートアップで働こうと思うんだ」と言っても、親がパニックになることはありません。

4. Chinaccelerator を設立し、中国スタートアップの現状に関するデータを利用できるようにした経緯を詳しく教えてください。

(Chinaccelerator の設立者が)、中国に投資したいと考えました。しかし中国は、特にGoogleなどの企業が失敗した経緯などがわかっていれば、外国人にとって非常に危険な場所です。そこで「どうすれば賢く投資できるか。データが無いなら、どうすればあまりわかっていない文化に賢く投資できるか」と考えたわけです。

こうして、アクセラレータという考えが生まれました。初期の段階にあるスタートアップを呼び込んで、3ヶ月間一緒に仕事をするのです。そうして、データができてきます。相手がいったいどんな人たちなのか、どういう働き方をするか、何をしているのか、成功できると思うかどうかなどがわかってきます。

現在、初期段階のスタートアップに関するデータはそれほど多くありません。データは、起こったことの歴史的証拠からできます。新しいスタートアップに関しては、歴史的なデータがそれほどありません。そしてもちろん、私たちは自分が「外国人」である中国のような国にいますし、取引相手に関する本能的直感がありません。私たちは、中国の技術に初期段階で投資する会社になりたいと考えています。これが、私たちにとって最良の方法でした。

5. 中国市場に適応した外国企業の例(Embley氏の話から)

どちらかといえば、私は LinkedIn が気に入っています。LinkedIn は私たちが「SEAL Team 6手法」と呼んでいる手法を取り入れているからです。この SEAL Team 6 では、まず優秀なエリートチームを集める必要があります。そして、彼らに成功するのに必要な訓練をすべて受けさせます。さらに、成功に必要なリソースを全て与えます。その後、それぞれの環境へ送り込み、シリコンバレーから遠隔で指示を与えることなく、必要なことをさせます。この方法がここに来るほとんどのスタートアップを驚かせ、ここへ来る企業を驚かせるのです。

成功したいなら、中国では素早く判断し、身を粉にして働く必要があります。遠隔から指示を飛ばそうとすると、それは時間がかかりすぎます。中国人以外の人で中国にいない人を意思決定者にするというのは、良い考えではありません。ですから、LinkedInは、完全自律式の製品をここ中国で作りました。LinkedIn.cn(領英)は、中国のコードから作られ、中国で管理され、中国人が中国人のために作った完全に新しい製品です。この製品は LinkedIn.com とシームレスに繋がって動き、統合されているようですが、完全に独立した製品なのです。非常に良くできていると思います。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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Chinaccelerator(中国加速)を運営するSOSVが、世界の〝次の40億人〟市場をターゲットにするモバイル専門アクセラレータ「MOX」を台湾に設立

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Chinaccelerator(中国加速)を支援するベンチャーキャピタル SOSV(旧称:SOS Ventures)は本日(原文掲載日:12月16日)Mox を発表した。Mox は台北を拠点とする新たなアクセラレータプログラムで、南・東南アジア、南アメリカ、アフリカ、東ヨーロッパでプレゼンスを拡大しようとしているスタートアップ向けに作られたものだ。 このアクセラレータは〝次の40億人〟市場、つまり…

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Chinaccelerator(中国加速)を支援するベンチャーキャピタル SOSV(旧称:SOS Ventures)は本日(原文掲載日:12月16日)Mox を発表した。Mox は台北を拠点とする新たなアクセラレータプログラムで、南・東南アジア、南アメリカ、アフリカ、東ヨーロッパでプレゼンスを拡大しようとしているスタートアップ向けに作られたものだ。

このアクセラレータは〝次の40億人〟市場、つまり世界でいまだインターネットに接続できていないオフラインの状況にある人々をターゲットとしている。プログラムに参加が認められるスタートアップは、モバイルのみのビジネスを展開していることが求められる。

SOSV の投資パートナーで Mox のマネージングディレクターでもある William Bao Bean 氏は Tech in Asia に次のように語った。

タイやインド、南アメリカには多くのローカルプレーヤーがいます。私たちは彼らに国内市場から世界を目指す機会をもたらしたいと考えています。私たちは次の40億人〟にリーチできていない欧米の企業にもワンストップサービスを提供しています。

ローカルパートナーシップ

Mox をローンチをするにあたって、SOSV は台湾のモバイル広告およびインターネットサービスプラットフォーム GMobi と提携した。このプログラムに参加するスタートアップは、GMobi の広告インフラだけでなくモバイル決済 SDK も利用できる。

これらの地域は断片的なので、ターゲットにするにはこれまでかなり困難でしたし、決済インフラを整備するのも難しいことです。私たちの決済SDKは50ヶ国以上で利用できます。(Bean 氏)

Mox ネットワークにはパートナーと投資家が豊富にそろっており、300人以上のメンターもいる。その中には前 Mozilla アジア参画部門のリーダー金井玄氏もいる。彼は Chinaccelerator と 500 Startups でメンターを務めていた。

Mox に参加が認められたすべての企業は、最初の無料広告プロモーションに50万米ドルを受け取り、ターゲット国でのマネタイズに活用できる。引き換えに、Mox は各スタートアップの普通株6%を取得する。

8週間のアクセラレータは1月4日に1回目のバッチを開始予定で、3月3日が最初のデモデイだ。第1回目のプログラムは8社がローンチ予定だ。

世界中からスタートアップの参加申し込みがありました。アメリカ、ヨーロッパ、イスラエルからです。しかし、まだ数社分の空きがあります。

訂正:本稿では当初、金井玄氏を Mox のメンターというよりはむしろ投資家としていた。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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Chinaccelerator(中国加速)が第8期デモデイを開催、WeChat(微信)を使ったマーケティングが主流に

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どんなに慎重なスタートアップでも、中国のような厳しいエコシステムの中ではマーケティング資金を使い切ってしまう可能性はある。しかし現地のインキュベータChinaccelerator(中国加速)によれば、WeChat(微信)を使うことですぐにでもコスト削減が可能になるかもしれないという。 Chinaccelerator 代表取締役兼 SOSV(旧SOS Ventures)共同経営者 William B…

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どんなに慎重なスタートアップでも、中国のような厳しいエコシステムの中ではマーケティング資金を使い切ってしまう可能性はある。しかし現地のインキュベータChinaccelerator(中国加速)によれば、WeChat(微信)を使うことですぐにでもコスト削減が可能になるかもしれないという。

Chinaccelerator 代表取締役兼 SOSV(旧SOS Ventures)共同経営者 William Bao Bean 氏は言う。

私たちはローコストで顧客を獲得できるプラットフォームとして、WeChatに注目しています。

Chinacceleratorは今週、90日間の集中プログラムを終え審査を受けることとなった最新バッチ12社のスタートアップを 紹介し、また会場ではBean氏が、WeChatがいまや創業間もない会社にとってなくてはならないマーケティングツールとなっていることを指摘した。

このバッチ企業の中にはウェブサイトやアプリのないところもあります。(Bean 氏)

その代わりにこうした企業はWeChatでローンチすることで、WeChat 自体の決済モデルと統合された豊富なコンテンツで多くのユーザを惹きつけている。

Bean氏は、以前の中国企業はマーケティングでの支出をするために資金を調達していたが、米国の企業は優れたエンジニアを雇うために資金を調達するという。今では、創業間もない企業のマーケティング費用削減にWeChatが役立つと考えている。

これらの企業はここ3ヶ月間、マーケティングに一切支出していません。(Bean 氏)

バッチ8社のうち6社は WeChat をマーケティングに活用し、1社はすでに利益をあげている。Urbemは同社のWeChatアカウントで1万米ドルを稼いでいる。

SOSVが今年投資した34社のうち、20社がWeChatのコンテンツ主導型コマースを活用した。このバッチのうちアドテク系スタートアップ3社は 、中国でメディアエージェンシーとしての地位を確固たるものにすべくスポンサーを獲得するためのOMD Innovation Fund(OIF)プログラムに選定された

OIFプログラムに選ばれたアドテク系スタートアップ3社

Magnet(這里)

magnet_logoリアルな場所で、eコマースに力を発揮させることを目指す Magnet は、ロケーション・ベースの顧客エンゲージメントツールで、eコマースの機能をオフラインの店舗に提供している。多くのオフライン店舗は顧客を十分には理解できていない場合が多く、結果として冴えない顧客体験、収益機会の喪失につながっている。 Wi-Fi、QRコード、ビーコンといったロケーションを認知するテクノロジーを活用することにより、Magnetは顧客をロケーションに結びつけ、有用なオンデマンドサービスを提供する。顧客の体験が改善される一方で、オフライン店舗は収益が増加しアナリティクスも向上する。設立者兼CEOの Hank Horkoff 氏はかつて2014年に ChinesePod をイグジットさせた人物だ。

Face8(臉吧)

face8_logoモバイル広告プラットフォームの Face8 は、無料の Wi-Fi、写真印刷、超高速の動画ダウンロード、広告主が支払う空港客向けの充電サービスを提供している。同社は搭乗前の乗客の退屈を紛らわせる一方で、ブランド企業には電話の画面という世界で最も価値ある広告チャネルへのダイレクトなアクセスを提供している。

Oz Content

oz-content_logo以前、スタートアップはバナー、検索広告、ソーシャルメディア広告にマーケティングの予算を使用していた。しかし最近では顧客との良好なエンゲージメントを求めて多くの予算がコンテンツマーケティングに使われるようになっている。Oz のソフトウェアはコンテンツマーケターやライターにリサーチしたりユニークなアイデアを膨らませるための統合ダッシュボードを提供している。彼らが集中しているのはコンテンツ製作プロセスの最初の段階である。そこではリサーチとアイデア生成を1つにまとめ、外見上別々のトピックスの間のつながりを示し、補助的なリサーチを添えてアイデアの保存をしやすくしている。上海とニューヨークを拠点とする同社は、B2B顧客向けにSaaSモデルを採用している。Ozは設立者兼 CEO の Matt Lovett 氏による4番目のデジタルコンテンツスタートアップだ。

WeChat でマーケティングするスタートアップ

Urbem(品味全城)

urbem_logoUrbem Media は2つのミッションをもって設立された。中級・高級レストランの集客を支援すること、そして、食事をする人に素晴らしいバリューとお勧めを提供することである。Urbem の主力サービスである Urbem VIP Club では、都市部にある最高級レストランで最高のVIP特典が受けられる。ユーザがWeChat をベースとするアプリに食事の希望を入力するか話しかけると、アプリが要望に合うメニューとともに対応するレストラン情報を返してくれる。「当社のクラブに入会してベーシックプランのメンバーになるのは無料です。ベーシックのメンバーがVIPにアップグレードするとさらにお得なサービスや特典を楽しんでいただけます」と、CEO兼設立者の Steven Chen 氏は述べている。VIPメンバーシップは99人民元(15米ドル)で6ヶ月を対象としており、同社は2週間前のローンチ以降1万米ドルの収益をあげた。

Uparenting(優媽帮)

uparenting_logo中国の今の世代は子育てでこれまでにない課題を抱えており、手助けをしてくれて迅速かつ信頼できるサービスを必要としている。Uparenting は こうした親とプロフェッショナルな子育て実践者をつなぐモバイルプラットフォームを提供しており、信頼でき、カスタマイズされたリアルタイムのソリューションが日々の子育てで利用できる。このWeChatアカウントは今や1万1,000ユーザ、386の有料ユーザを数える一方、同社の動画プログラムはYouku、Tencent Video、Sohuで1000万回超も視聴されている。設立者兼CEOの Hong Cheng(程虹)氏は中国で子育てに関する書籍を執筆した。

Artable

artable_logo自作を披露する機会を求めている独立系デザイナーは数え切れないくらいいるものだ。Artable はオンラインのクラウドファンディングプラットフォームで、中国及び世界の独立系アーティストやデザイナーの資金調達や宣伝の支援をしている。Artable のプラットフォームを使えば、消費者、コレクター、企業は作品を作る初期段階から廉価で支援・参画することができる。

Bestaurant

bestaurant_logo質の良いレストランを見つけるのに見知らぬ人のレビューを頼りにしなくてはいけないYelpとは異なり、Bestaurant は信頼の置ける友人が勧める最高のレストラン情報を提供している。Bestaurant は、食事をする場所を探している人に最適のレストランのリストをリアルタイムで提示するモバイルアプリだ。11月にベータ版がリリースされており、これまでにユーザの11%が5人以上の友人を招待した。同社はBestaurantユーザにクレジットを提供するUber Eatsと提携している。マネタイズはロイヤリティの高い顧客からの提案、企業アカウント、提携手数料からなされる。Bestaurant設立者である Dominic Penaloza 氏は、UshiやWorldFriendsなど3社の消費者向けソーシャルスタートアップを設立した。

BitMEX

bitmex_logoBitMEX では誰でも Bitcoin を通貨として用いてあらゆる種類の金融資産に投資することができる。BitMEX は独自のトレーディングプラットフォームを通して投資家が Bitcoin を使って世界中の市場へとアクセスできるようにしている。CEOの Arthur Heyes 氏は元株式デリバティブのトレーダーだった。香港を拠点とし、トレードから取引料を受け取る形で、プラットフォームでは現時点で2億5000万米ドルの取引量がある。

PartnerGo

partnergo_logoPartnerGo は、海外の不動産取引において物件の調達、交渉そして協力し合うために、国際的に通用する専門家を見極め紹介している。同社は効率を上げるために中途半端な仲介業者とは関係を断っている。また、中国で開催され300社が参加した Innohub Competition で優勝し、起業家向けにGoogleが主催したStartupNextコンペで選ばれたアジアのスタートアップ2社のうちの1社である。CEOで設立者の Tanya Cheng 氏は、イギリスの投資銀行業界出身である。

Tongdao(同道)

tongdao_logo多くの企業はユーザ獲得のために何十億米ドルも使っている。Tongdao はユーザをもっと理解し、またユーザと柔軟にスマートな方法で個別に関わっていけるよう、中国でモバイルに特化した企業向けに開発された顧客エンゲージメントプラットフォームである。現在ウェブ、iOS、Android 向けに提供されているが、同社によるとこのプラットフォームは顧客に関心を抱き続けてもらうために、顧客の行動データと関与度を組み合わせて専用マシンでアルゴリズムの学習を行う中国唯一のプラットフォームである。

TongJuBao(同聚保)

tongjubao_logoTongJuBao の P2P Protect は、顧客が体験する満足度が予想とは大きく違い期待外れになっている保険業界の弱点を解決するため P2P 型や拡散型のソーシャル形態を活用している。Guevara やFriendsurance のような国際的な競合が存在するものの、中国では保険の分野にP2P方式を本当に採用するのはTongJuBaoだけである。同社は料金の25%を受け取る仕組みだが従来の保険会社よりはかなり料金が抑えられており、ローンチから1週間で600名の会員が2万人民元(3,100米ドル)を支払っている。

Snapask

snapask_logo「ポケットに入った家庭教師」というキャッチフレーズを掲げた Snapask のモバイル向けアプリは、マンツーマンのオンラインセッションですぐに学習できるよう、生徒の質問をクラウドソーシングで一流大学出身の家庭教師につなげるオンデマンド型の学習支援サービスを提供している。高校生向けサービスは、質問30件に対し200人民元(31米ドル)と質問1件に付き4人民元(0.6米ドル)になっている。ユーザ数は台湾、香港そしてシンガポールで1万5000人以上に達し、現在ユーザはサービス対象地域のセブンイレブンで Snapask のプリペイドカードを購入することができる。香港を拠点としており、エンジェル投資で180万米ドル、シリーズAの投資ラウンドで250万米ドル調達している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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中国のインキュベータChinaccelerator(中国加速)が、第7期デモデイで多様なスタートアップ10社を披露

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2017年5月20日更新:原文からの School Match CEO の名前削除に伴い、訳文から名前を削除。 90日間の指導、訓練を経て、スタートアップ10社が今日、上海の Chinaccelerator (中国加速)を卒業した。2009年に本プログラムが始まり、今回が7期生となる。 最近設立された上海科技大学の講堂に大勢が集まったデモデイにて、Chinaccelerator の取締役兼SOS …

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2017年5月20日更新:原文からの School Match CEO の名前削除に伴い、訳文から名前を削除。

90日間の指導、訓練を経て、スタートアップ10社が今日、上海の Chinaccelerator (中国加速)を卒業した。2009年に本プログラムが始まり、今回が7期生となる。

最近設立された上海科技大学の講堂に大勢が集まったデモデイにて、Chinaccelerator の取締役兼SOS VenturesのパートナーWilliam Bao Bean氏(下画像)が称賛したのは、今期は女性のCEOが50%、女性の創業者が43%を占めているということだ。

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では、以下に投資家、仲間の起業家、興味を持った学生達にビジネスを披露した、各国混成の10チームを紹介する。

School Match

School Matchは、これから学生になる人がマンツーマン指導を受けられるアプリだ。CEO によると、自身がメキシコからアメリカのバークレーに転入した際、初めは環境に慣れるのに苦労したとのことで、このようなサービスを利用できたらよかったと話している。こうした不安により学生が落第することもある、と説明している。

School Matchでは世界中のトップスクールから指導者(メンター)を探すことが可能で、子供と親が、進路の負荷から一番住みやすい場所と学外に及ぶあらゆる質問もぶつけることができる。既に200人のメンターが登録されている。

School Matchは海外に行く中国の学生を対象としている。1年に約500万人の学生が海外でより高いレベルの教育を受けに行くための準備をしており、約46万人が実際に入学している。

同社は指導料金の15%を利益として得ている。アプリのスクリーンショット(画面)を見てみると、指導の料金は原則1時間に200人民元(32米ドル)で、中国で英語の個人指導を受けるのと同等の料金だ。

iCE Angel

iCE Angel の創設者 Richard Law 氏は、自分の母親の写真と共にピッチ(投資家へのプレゼン)を始めた。彼は、母親が突然交通事故で亡くなり、最後を看取れなかったのは、救急サービスが自分に連絡してくれなかったためだと説明した。同サービスが回避する手助けをしたいと望んでいるのは、こういった状況である。

このサービスは緊急対応アプリを通じて、最初に対応した人がアプリにアクセスすることを想定し、ユーザーに直接提供される(ただ電話がロックされていたらという問題もある―また、救急隊員や医師が電話を見つけられない場合もあるだろう)。iCE Angelの他のアプローチは、旅行会社や自宅から離れたときに関わるビジネス等との提携だ。そして同社は顧客にiCE Angel IDブレスレットまたはカードを渡し、事故が発生したときの緊急連絡手段として利用できるようにする。

他の収益源は保険や高齢者介護等のサービスである。

このアプリの主要サービスは無料で受けることができるが、提供されている他の要素は有料であるという。

Meet Boutique/漫酒店

Meet Boutique は、中国国内のブティックホテルに焦点を当てている。ブティックホテルはQunar(去哪児)やCtrip(携程)といった、中国で人気のある旅行予約サイトの中に埋もれてしまう傾向があると、Han Dong氏は言う。だが同スタートアップのアプリを使えば、通常の高級ホテルチェーンの代わりとなる、特徴的で異彩を放つブティックホテルを選択肢に加えることができる。

そのようなビジネスは注目の的であるだけでなく、趣味の良い客をホテルにもたらすことを十分に理解しているため、自分のアプリはブティックホテルにしては安めの金額を顧客に提供できるとHan氏は主張した。

GeiLi Giving/給力

GeiLi Givingは中国人がチャリティへの寄付を行う方法を活性化し、チャリティ活動やKickstarterのような活動をより知ってもらえるようにし、ゲーミフィケーションとソーシャルメディアバイラリティーを活用し寄付を推進する狙いだ。

現在の問題は、中国はチャリティ寄付の割合が世界で一番低い国の1つだということだ、と共同創立者兼CEOのElyse Ribbons氏がデモデイで説明していた。GeiLi Givingは「中国の寄付ポテンシャルを開放する」ことが狙いだと同氏は熱弁する。

GeiLi GivingはWeChatの公式アカウントとして働き、WeChatのウォレットを通じて電子マネーを利用しやすくする。

同社は事前検査を受けたチャリティやNGO向けに、クラウドファンディングのスタイルをとった寄付サービスを展開し、各プロジェクトにどれだけの額を寄付すればいいかをわかりやすくしている。少額寄付(マイクロドネーション)も可能で、できるだけ利用しやすいように最低10人民元(1.6米ドル)から寄付ができる。

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合計5万米ドル相当の2枚の小切手を手にするGeiLi GivingのElyse Ribbons氏(左)。メディア機関OMDは、10社のスタートアップのうち3社に2万5000米ドルを贈り、Chinacceleratorからもそれぞれに同額を贈った。他の2社はRobin8とXiao Dian Bao(小店宝)である。

寄付や活動情報をWeChat仲間に伝えることで、バイラル(ソーシャルメディアによる口コミの広がり)要素が加わる、とRibbons氏は説明する。さらに人々に活動に対する「当事者意識を感じ」てもらうことも狙いだと同氏は話す。

GeiLi GivingはKickstarterのような手法で、集めた総額から利益を得ていく。

Ribbons 氏は、アメリカ出身で流暢な中国語を操り、Beijing TV(北京電視)のレギュラー出演で知り合った有名人を通じ、WeChat でチャリティ活動を推進するため沢山の有名人を集めている。

Robin8

Robin8はブランド企業とブロガーやインフルエンサーをつなぐデータドリブンプラットフォームである。中国市場を狙っており、同社CEOのMiranda Tan氏は「中国のコンテンツマーケティングは信頼面が阻害要因になっています。『キーオピニオンリーダー(KOL)』を明確にレーティングする手段がないのです。」と語る。

Robin8のアイデアは、KOLをデータ化し、ブランドマネージャーが最も効果的なブロガーやレポーターを通じてマーケティング資料を展開できるようにすることだ。Tan氏はプレゼンテーションでAirbnbを引き合いに出して「KOLのマーケットプレイス」となぞらえてみせた。

もし「レポーター」が直接ブランド企業からコンテンツマーケティング的な記事を受け取り、再配信するのであれば、倫理的に問題があるように思われるが、実際にそうなるかはまだ分からない。同様に、最も関連性のあるブロガーやジャーナリストに向けてプレスリリースを発行する効果的な方法になるだろう。

Robin8のプラットフォームは毎日膨大な数のニュース記事をスキャンしており、特定の分野において誰がインフルエンサーなのかを判断しているとTan氏は語った。

Specifiko

Specifiko のCEOであるMark McIntyre氏は、国際企業は英語力不足により多くの損失を受けていると考えている。

このスタートアップはヘルスケアおよび製薬業界という、一つの業界においてこの問題を解決しようとしている。同社は日本と中国に特化し、医師と臨床科学者向けに、業界および日々の仕事を細かくカバーする英語講座を提供する。テキストと動画の両方が使用される。現在のところ、英語による2,000の動画と82,000の記事、および人手による中国語訳と日本語訳があり、人々が目下の課題を理解する手助けをしている。

このサービスは企業が負担し、企業側が従業員の英語学習の進捗に関するいくらかのデータを受け取る。これにより昇進や昇給などの判断に役立てることができる。

同社はNovartisやPfizerといった大手の製薬企業と提携する予定である。

SXT Learning/随訓通

SXT LearningのRyan J King CEOは企業で7年間教育講師の経験がある。同氏はプレゼンテーションの冒頭で「問題は、企業の教育システムは機能不全に陥っているのです」と述べた。トレーニングセッションでは一度に多くの情報を詰め込みすぎで、受講者は居眠りしてしまいがちである。会社員はぼーっとしてしまい授業中に居眠りしてしまうのだ。彼自身も居眠りしてしまったことがあると認めており、その様子の写真をだして見せた。

デロイトの調査によれば、授業内容の90%は5分以内に忘れられてしまい、年間1600億米ドルにのぼると見られる企業の教育予算のかなりの部分が無駄になっているとのことだ。

SXTのソリューションは、企業のトレーニングをアプリ化し、情報過多だった教育を扱いやすいまとまりに分割できるようにします、とKing CEOは説明する。社員の観点では、アプリはクイズがあってモチベーションが続くようになっており、上司の観点では、分析ツールで部下の進捗をチャートで確認できる。

アプリベースのモデルの意味するところが、勤務時間外の自習でないことを望みたいが、King CEOのプレゼンテーションはその点には触れていなかった。

同氏によれば、既に30社がSXTを利用しているとのことだ。

The Squirrelz

面白い名前のスタートアップのための賞はないが、もしあればThe Squirrelzにあげるべきだろう。これは一種のアップサイクル(廃品に価値を見いだし、新しい活用法を見いだすこと)商品専用のEtsyみたいなものなのだが、巨大な、Alibaba(阿里巴巴)並みのひねりが効いている。

The Squirrelzは2つのレベルで運営している。一般の買い物客に対しては、廃物から作られたファンキーな商品(写真下)のマーケットプレイスであり、作家に対しては、その材料を大量に調達できる場所なのだ。このスタートアップにとっての朗報は、両サイドにコミッションが発生するということだ。

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CEOで共同創立者のBunny Yanは、色がよくないからと捨てられた大量の医療用スクラブの束を例に挙げた。The Squirrelzで、誰かがこれをメッセンジャーバッグとして生まれ変わらせたのだ。

大手メーカーには、本来なら捨てられるような材料を売り払うことができるという利点がある。

このスタートアップは、ほんの10米ドルしかしないような1kgもの廃物の山を、1000米ドルの価値がある、人々が買いたいと思うような商品に変える手助けをすることができる、とYan氏は主張している。

今のところ、The Squirrelzには40名以上ものデザイナーがおり、600以上の商品を作り出している。中国に焦点を当てることから動き始めそうだ。

BitNexo

多くのスタートアップが国際送金を改善しようと試みている。銀行やWestern Unionが法外な手数料を取っているからだ。BitNexo はそうしたスタートアップの一社だが、中国と中南米の企業間の国際送金に特化している。

設立者のDarren Camas氏(中国とチリを往復する生活をしている)はプレゼンテーションの中で、送金はビットコインで行われるが、送金の際に利用者がビットコインを意識することはない、と説明した。つまり、この送金は厳密にはビットコインの送金ではない。これは中国市場では重要なポイントとなる。なぜなら中国では銀行による顧客のビットコイン取り扱いは禁止されているからである。

Xiao Dian Bao/小店宝

Xiao Dian Baoは電子商業取引の業者とその顧客間だけの、ある種個人的な情報交換の場を提供し、それをオフラインのお店と連携させたい。

その宣伝文句には少し悩まされた。なぜなら小さなショップのオーナーだけがソーシャルメディアで顧客と取引するかのように聞こえるが、しかしプレゼンテーションでは大型チェーン店とパートナーになると言及していた。

この新規事業は英語の名前「Shopal」を宣伝文句に使っていたが、それは既に日本の企業が使っている名前だ。私たちは混乱を招かぬよう中国語名を採用した。


概して、Chinacceleratorは見事に多様で非常に的の得た新規事業を打ち出した。それはありがたいことにアイディアコンテストで見飽きているものとは異なっている。(顧客忠誠心をはかるアプリなんてどうでしょう? だれか?)

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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Chinaccelerator(中国加速)秋バッチ修了10チームの顔ぶれをご紹介

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中国・大連のインキュベータ Chinaccelerator(中国加速)は11月末、3ヶ月におよんだ2014年秋のインキュベーション・プログラム(第6回目バッチ)を終了し、200人の参加者を招いてデモデイを開催、ソフトウェア・スタートアップ10チームが卒業した。卒業したスタートアップは、一番身近なハッピアワーを探すものから、3Dのネイルアート、音楽プラットフォームに至るまで多岐にわたる。 これまでの…

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中国・大連のインキュベータ Chinaccelerator(中国加速)は11月末、3ヶ月におよんだ2014年秋のインキュベーション・プログラム(第6回目バッチ)を終了し、200人の参加者を招いてデモデイを開催、ソフトウェア・スタートアップ10チームが卒業した。卒業したスタートアップは、一番身近なハッピアワーを探すものから、3Dのネイルアート、音楽プラットフォームに至るまで多岐にわたる。

これまでの Chinaccelerator 卒業生の中には、TechCrunch Disrupt 北京で優勝し、これまでのシリーズCラウンドまでに計3,700万ドルを調達している OrderWithMe のようなスタートアップもいる。そのほかには、Splitforce、Launchpilots、Seeder、Aylien、Piktochart、NeoNan、Social Agent、Appfuel などの顔ぶれも。

<関連記事>

Chinaccelerator のコミュニティ・マネージャー Sophia Liu 氏は e27 に次のように語った。

中国のスタートアップ・シーンは、中国のアクセラレータ・シーンをもしのいでいます。資金やオフィスの提供、ネットワークの紹介をするインキュベータを展開する市政府が、中国の各所に存在しているほか、多くはコワーキング・スペースも展開しています。地域のスタートアップ・エコシステムが使いやすくしたコンセプトで、効率良く着実に運営されています。

経験豊かなアーリーステージVCからの支援を伴った、純然たる意味でのアクセラレータは、中国のような発展期の市場には、残念ながらまだ存在しません。

Chinaccelerator は The Global Accelerator Network のメンバーである SOS Ventures の支援を受けている。自らを「中国初で唯一のシード投資/メンターシップ主導のソフトウェア・スタートアップ向けアクセラレータ」と呼び、インキュベーション・バッチを年に2回開いている。

中国の次世代の億万スタートアップを捕まえるのは今からだ。中国の成功した起業家らは、自らのベンチャーキャピタル・ファンドを組成し始めた。Xiaomi(小米)創業者の Lei Jun(雷軍)はその一人で、自らのファンド Shunwei(順為)を通じて10億ドル以上の投資を行っている

中国からより多くのユニコーン(時価総額10億ドル以上のスタートアップ)が生まる中で、幸運かつ良識ある判断力を兼ね備えたChinaccelerator は、中国でシリコンバレー風アクセラレータとして大きな役割を果たすようになるだろうし、スタートアップ史の一部になるだろう。

以下は、今秋の Chinaccelerator を卒業したスタートアップ10チームだ。

Bootdev

Bootdev はウェブ開発が複雑であるとの考えに沿って開発された。現在の市場では、よいバックエンド・エンジニアを雇うのが難しく手間のかかる作業だ。Bootdev はバックエンドをサービスとして提供するもので、Drupal を使ってデザイン、Amazon Web Solutions を使ってウェブサイトのバックエンドをクラウド化する。

CLAWZ

CLAWZ は、ネイル用のデザイナー・ジュエリー。ネイルアートのデザイナーがデザインしており、金、銀、真鍮など希少金属に3Dプリントしている。

Kliptap

Kliptap は、よい行い (cause) への資金の呼びかけや、友人に行動を求めるための個人向けビデオプラットフォームだ。キャンペーン・チャンネル上にサポーターの輪を形成することができ、自らのネットワーク上に cause を宣伝するビデオをアップロードして友人を呼び寄せることができる。

Fancy Cellar

Fancy Cellar は、〝デジタルソムリエ〟機能を使った、ワイン購入を決める際のプロセスの簡素化・案内をするしくみ。複数のフランスワインに特化して、輸入元やEコマース販売業者を紹介する。

Qlifun

近くのハッピアワーを見つけてくれるモバイルアプリ。ロケーション・ベース・サービスと検索した時刻を活用し、より的確で最新のおすすめ情報を回答する。

RaVabe

RaVabe は、今日利用な多くのメディアチャネルを横断でコンテンツをパブリッシュする際、そのプロセスの複雑さを簡単にしてくれるツール。

Rumarocket

同社によれば、Rumarocket は、機械学習機能(特許出願中)を使い、企業が人を雇う際に必要なお金や時間を節約できる。パフォーマンス・データ、評価などを集約し、どのような人を雇うのが企業にとってベストフィットかをアドバイスしてくれる。

TQSurvey

TQSurvey はモバイル・リサーチ・ツールで、リアルタイムで顧客からフィードバックを得ることができる。

WITYU.FM

WITYU.FM はクラウドソーシングによる音楽キュレーション・プラットフォームで、作成・投票・編集の機能により、コミュニティでユーザ同士が作成した楽曲のプレイリストを楽しむことができる。

Zhu-Lou(主楼)

Zhu-Lou は、中国の公立学校システムのデジタル化を試みる学生情報システムで、管理者が学校をマネージメントしやすくする。同社は、保護者に対して子供の成績をモニターできる環境を提供する。学校や保護者は、サードパーティーの教育サービスやソフトウェアにもアクセスできるようになる。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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IVP LP Summit〜中国・深圳のハードウェア専門インキュベータ「HAXLR8R(ハクセラレータ)」を訪ねて

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香港から程近い中国・深圳は、かねてから世界の工場の異名を持つ。この地には、EMS (Electronics Manufacturing Service) と呼ばれる電子製品の生産受託会社がひしめきあい、大手・中小の電機メーカーはもとより、近年では「ハードウェアをやるなら、深圳に行け」というのが、スタートアップ界の合い言葉だ。 3月18日からの3日間、筆者は Infinity Venture Par…

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香港から程近い中国・深圳は、かねてから世界の工場の異名を持つ。この地には、EMS (Electronics Manufacturing Service) と呼ばれる電子製品の生産受託会社がひしめきあい、大手・中小の電機メーカーはもとより、近年では「ハードウェアをやるなら、深圳に行け」というのが、スタートアップ界の合い言葉だ。

3月18日からの3日間、筆者は Infinity Venture Partners(以下、IVP と略す)が開催した LP Summit に帯同する機会を得た。LP Summit は年に数回、IVP が LP(ファンド出資者)を対象に投資先スタートアップを直接紹介する機会で、今回はハードウェア・スタートアップが集まる街、深圳で開催されることになった。(前回の北京での LP Summit の様子はこちら

LP Summit での紹介された興味深いスタートアップの数々については追ってお伝えする予定だが、本稿では LP Summit の見学の一環で訪問した、深圳に拠点を置くハードウェア・スタートアップ専門アクセラレータ「HAXLR8R(ハクセラレータ)」を取り上げる。IVP は HAXLR8R や同じ運営母体である大連のインキュベータ Chinaccelerator(中国加速)と、数年間にわたって協業関係にあるのだそうだ。

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筆者が初めて深圳を訪れたのは20年程前のことで、当時、香港はまだ中国に返還されておらず、深圳と香港の国境は、物乞いの人々がひしめくカオスだったのをよく覚えている。今や深圳は、GDPベースで北京・上海・広州に続く中国第4の経済都市だ。その深圳の中心部、目抜き通りにある高層ビルの10Fに HAXLR8R はオフィスを構えている。

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HAXLR8R のオフィスに入ると、ファウンダーでマネージング・ディレクターを務める Cyril Ebersweiler とゼネラル・パートナーを務める Benjamin Joffe が我々を迎えてくれた。Cyril はアイルランドに本拠を置くファンド SOS Ventures の投資パートナーで、Benjamin は宇宙葬スタートアップ Elysium Spaceの記事でも紹介したように、アジアのスタートアップ・シーンを語らせれば右に出る者は居ない。

起業家が晴れて審査を通過し HAXLR8R に入ると、最初の一週間は互いの交流を深めるために、簡単なプロトタイプを作る機会が用意されている。参加した起業家は所属チームに関係なく、出されたお題に基づいて何かを制作するのだ。ここで出会った起業家同士が新たなチームを形成するケースもあるだろう。

以降、30日、60日、90日のタイミングでデモデイが開催され、その都度、他の起業家や投資家かからの意見を受けて、プロダクトが研鑽され、ビジネスがピボットしてゆく。コピーキャットの追随を許さないようにする観点から、最後のデモデイが開催されるまで、インキュベーション・プログラム参加中のスタートアップが取り組むプロダクトの内容は、原則的に外部非公開となっている。我々も今回の訪問で多くの興味深いスタートアップや彼らのプロダクトに出会えたが、その詳細をここに書けないことをご容赦いただきたい。

HAXLR8R オフィスから見える深圳市街。大気汚染が心配なところが、Benjamin によれば、サンフランシスコよりも空気はキレイらしい。
HAXLR8R オフィスから見える深圳市街。中国と聞くと、とかく大気汚染を心配しがちだが、Benjamin によれば、サンフランシスコよりも空気はキレイらしい。

しかしながら、前回のインキュベーション・バッチを終えたスタートアップから話を聞くことができた。アメリカ出身のスタートアップ Helios は、iOS アプリと連動してハンドル部が色を変えて点滅するシステムを開発している。目的地をセットしておけば、進むべき方向のウインカーが点滅するので、運転者はGPS やカーナビを凝視する必要がない。

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Helios

HAXLR8R は、深圳の製造業者との調整などもコーディネイトしてくれるので、Helios のように、インキュベーション期間を終えた後も、深圳に留まり作業を続けるスタートアップが少なくないようだ。そのようなスタートアップのために、HAXLR8R はオフィススペースの一部を彼らに開放している。

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HAXLR8R のオフィスは 10F と 11F の2フロア。上階はプログラム参加中のスタートアップと事務局のスペース、下階はプログラム卒業スタートアップの活動やイベントのスペースとなっている。

HAXLR8R のインキュベーション・プログラムに参加するスタートアップの出身国を見てみると、約半数をアメリカが占め、残りはヨーロッパとアジアからやって来ている。これまでに2回のバッチが実施されているが、日本から参加したスタートアップは、電力の見える化サービスを提供する Sassor のみだ。HAXLR8R の参加スタートアップからの視点にもスポットを当てる観点から、THE BRIDGE では近日、Sassor の HAXLR8R 体験談も取り上げる予定だ。

HAXLR8R の Cyril と Benjamin は共に日本で生活したことがあり、日本語が堪能であり、ハードウェアに強い日本のスタートアップのインキュベーション・プログラムへの参加を切望している。次回のバッチは7月16日から開始、エントリの締切は5月25日だ。本気でハードウェアを志す起業家におかれては、この機会に挑戦してみてはいかがだろうか。ハードウェア・スタートアップが集まるこの街で、プロトタイピングとハードウェア・ビジネスのノウハウを体得し、貴重な経験に出会えるだろう。

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Chinaccelerator(中国加速)を卒業した、8つのスゴいスタートアップ

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【原文】 激しいハック、コーディング、ビジネス改善、ピボットの3ヶ月を経て、中国の最もファンキーなインキュベータ Chinaccelerator(中国加速)は昨日(10月30日)、2012年のプログラムに選出された、8つのすべてのスタートアップを卒業させた。このインキュベータの本拠地は大連にあるが、Demo Day は北京の中心部で開催された。 Chinaaccerator のトラックレコードは良…

【原文】

激しいハック、コーディング、ビジネス改善、ピボットの3ヶ月を経て、中国の最もファンキーなインキュベータ Chinaccelerator(中国加速)は昨日(10月30日)、2012年のプログラムに選出された、8つのすべてのスタートアップを卒業させた。このインキュベータの本拠地は大連にあるが、Demo Day は北京の中心部で開催された。

Chinaaccerator のトラックレコードは良好だ。昨年の卒業生である OrderWithMe は、卒業後まもなくして北京で開催された TechCrunch Disrupt で入賞し、PiktoChart はシンガポールで今年開催された、私たちの Startup Arena で有終の美を飾った。このインキュベータは、Cyril Ebersweiler 氏によって開設された。同氏は、500starups, OnLab など多くの場所でメンターを務めている。

2012年のプログラムの卒業生は皆優秀で、埋め合わせに取り揃えられたスタートアップは居ない(そして、一部は我々が既に取り上げている)。彼らを見てみることにしよう。

AdConnect

  • このスタートアップは、アプリを出しているアーリーステージのスタートアップ向けに、既に AppSpree.me という無料の横断プロモーションネットワークを立ち上げている。共同創業者の Andrew Boos に今月聞いたところでは、AppSpree は「カスタマイズ可能な横断プロモーションで、お金をかけずにアプリを成長させる方法」なのだそうだ

HopCab

  • 今回紹介された他のスタートアップとは異なり、HopCab は中国国外であるマレーシアににフォーカスしている。今夏ローンチし、iPhone アプリに集中しており(Android 版は近日公開)、タクシーやハイヤーを予約するための位置情報サービスだ。乗る前に予約すれば、このアプリは見積額を提示してくれる。現在、クアラ・ルンプールとペナンで使うことができる。

QuWanba

  • QuWanBa(「出かけましょう」の意)は、他のスタートアップとは異なる心理学的なアプローチをとっている。創業者の Yung-Chung Lin の言葉を借りれば「実生活でつながりあい、皆が愛せるものを見つける」サービスだ。このオフライン・ソーシャルのスタートアップは、インターネットを介さない AirBnB のような旅行予約でマネタイズを目指す、ピア・ツー・ピアのアクティビティのサービスだ。サイトは QuWab.ba で11月3日のローンチを予定している。

7Colors(七彩互動)

  • 7Colors は、子供向けのクラス・プラットフォームによる、オンライン学習環境を提供する。7colors.cc には、多くの Windows、Android、iOS アプリが紹介されている。

WeiboAgent

  • 既にローンチに向けて動いているスタートアップが WeiboAgent だ。ブランドが、中国で最もホットな Twitter クローン「Sina Weibo(新浪微博)」上で、よりよいソーシャル・メディア・マーケティングを実現できるようにする。共同創業者が最近語ってくれたところによれば、このサービスはソーシャルメディア分析の機能を持つ SaaS ベースのアドバイザリー・ツールだ。しかも、中国の消費者に有効なマーケティングを実現するため、人によるアドバイスも提供している。

TuiCool(推酷)

  • TuiCool は読書に特化したソーシャル・ネットワークだ。UI は Reddit と中国の Wumii Reader(无觅閲読) の中間という感じで、アルファーステージにある Android アプリの支援を受けている。

ToyCloud

    • ToyCloud は、ちょっと変にも、きちんとしているようにも感じられるかもしれない。オモチャを制御するアプリの開発を支援する。ウェブサイトは立ち上がっており、SDK はまだ提供されていない。ラジコンカーをスマートフォンや音声コマンドで制御できるようなものになる。ハードウェアも提供され、ウェブサイトでラジコンカー等が販売される見込みだ。

 

QiuQiu(丘丘)

  • 最後に紹介する QiuQiu はソーシャル・デイティング・プラットフォームで、既にオープンしているがベータ版で提供されている。共同創業者で CEO の Michael Lewis によれば、QiuQiu を作ったのは「人々が知り合うのは、友人や家族を通じてかオンラインによるのが最も一般的。これらの要素を組み合わせアプリ上に載せてみた」というものだ。このアプリはまもなく全面ローンチを迎えるが、現在は未公開だ。これから数年の間に、女性成人人口に対して男性が3,000万人超過するという統計もあり、中国は未婚が爆発的に増える危険性をはらんでいる。そこで、出会い系アプリはその答というわけだ。あるいは、同性愛者が増えるのだろうか。いずれにせよ、クールなアプリだ。

Demo Day には、多くの投資家が含まれていたようだ。どのスタートアップが VC 支援を得られるか、コメントであなたのお気に入りを教えてほしい。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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