世界中のテック関係者は、IPO後のFacebook株の不振の話題で持ち切りだ。同社は今年度の第2四半期に純損失を計上したため、事態が好転するはずもない。しかし、(驚くなかれ)「中国版Facebook」のRenrenが真似ているのはFacebookのトレードマークデザインやユーザーエクスペリエンスだけではなかったようだ。同社はFacebookの経営難までも「コピー」しているようなのだ。
Renrenが第2四半期に計上した損失は2,000万米ドル以上にのぼる。同社のログインユーザ数は過去1年で月間31%増加し、計4,500万人。だがFacebookと同様、ユーザを収益に結び付けるのには苦労しているようだ。これは当然Renrenの株価にとって明るいニュースではなく、同社が第2四半期の実績を発表した火曜日、その株価は急落した。
今やいずれも窮地に陥っているFacebookとRenrenだが、両社にこの状況から逃れる術はあるのだろうか。両サイトが基盤とする巨大ソーシャルネットワークモデルに修正の余地があるのが間違いない。両社にはともに確実な収入源があるため、第2四半期の結果が彼らの終末を意味するものとは言えない。どちらの企業も一夜にして消え失せることはないだろう。とはいえ、何百万ドルもの損失は何かしら変化が必要であることを物語っている。
これらから特に目が離せないのは、後発のマイクロブログ型SNSのTwitterやSina Weiboも同じくマネタイズに苦労しているためだ。巨大で利益を生むSNSを構築することは可能なのか。おそらく、可能なのだろう。ただ、まだそれを実現する方法を見いだした者は誰もいないようだ。
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