シンガポールのオンラインファッションネットワーク、Clozetteは時間をまったく無駄にせず、2013年の事業に取り組んでいる。同社は先日、SingTel Digital Mediaの子会社であるinSingとの提携を発表。発表によると、同提携の最初の取り組みで、ClozetteのオンラインショッピングポータルがinSing.comのショッピングチャンネルを通じて利用できるようになる。
Startup Dating Salon(当時)に、アメリカのホスティング会社 SoftLayer から CMO の Simon West や Mark Quigley が来てくれたのは、昨年の5月のことだ。SoftLayer は、主にアメリカでスタートアップ向けにインキュベーション・プログラム「Catalyst Startup Program」を展開していて、彼らが日本を訪問した目的の一つは、こ…
Startup Dating Salon(当時)に、アメリカのホスティング会社 SoftLayer から CMO の Simon West や Mark Quigley が来てくれたのは、昨年の5月のことだ。SoftLayer は、主にアメリカでスタートアップ向けにインキュベーション・プログラム「Catalyst Startup Program」を展開していて、彼らが日本を訪問した目的の一つは、このプログラムを日本でも展開できるかどうかを見極めることだった。先週、Sd ではこのプログラムの責任者 George Kardis が記した「全てのアーリーステージのスタートアップが知っておくべき、4つのサバイバルアドバイス」と題するゲストポストも紹介している。
Catalyst Startup Program は、各国で地域のアクセラレータやテック・コミュニティと連携して展開しているが、これまでの活動は欧米が中心だった。香港のテック・コミュニティ「StartupsHK」の共同創設者で、自らも ButterBoom というスタートアップを創業し、昨年の明星和楽に出場してくれたCasey Lau 氏が、昨年10月、Catalyst Startup Program のアジア太平洋地域のコミュニティ・マネージャーに就任した。
来月から、アジア各国のテック・コミュニティを巡るツアーを開始し、2月下旬には東京を訪れる予定だ。アジアツアーを目前に控え、Catalyst Startup Program の詳細と、それにかける意気込みを語ってくれた。
SoftLayer の Catalyst Startup Program の内容を教えてください。
Casey Lau (Photo by Rick Martin)
Catalyst Startup Program は、世界有数のホスティング・プロバイダ SoftLayer が提供するインキュベーション・プログラムです。1ヶ月1000ドル分のホスティングが無償で提供されるほか、メンターからのメンタリングも受けることができます。SoftLayer 自身がスタートアップとして始まった会社なので、アイデアを実現に結びつけることが、どれだけ大変か知っています。アイデアの実現に必要なインフラやサポートを、スタートアップに無償で提供して応援しようというのが、このプログラムの趣旨です。
Catalyst Startup Program はインキュベーション・プログラムということですが、他のインキュベータ等が提供するプログラムとの違いは何ですか。
最も大きなのは、期間が違うことだと思います。多くのアクセラレータのインキュベーション・プログラムは3ヶ月単位で提供されることが多いです。90日間なんて、あっと言う間ですね。Catalyst Startup Program の期間は1年間です。プログラムに参加するスタートアップには、開始から1年間、SoftLayer のホスティング環境が無償提供され、メンターからのメンタリングを受けることができます。すべては無料です。
他のアクセラレータと違って、Catalyst Startup Program はリアルな作業環境は提供しませんよね? 他のアクセラレータのプログラムに参加しながら、Catalyst Startup Program にも参加することは可能ですか。
もちろんです。各都市のアクセラレータなどとも連携したいと思っていますが、他のアクセラレータのインキュベーション・プログラムに籍を置きながら、Catalyst Startup Program に参加してもらうことに問題はありません。
Sandraはテクノロジー好きで、テック産業に強い関心を持っている。南オーストラリア大学卒業後、マレーシアでモバイルVASサービスに従事し、その後ジャカルタに戻ってきた。マレーシアでは、Malaysian Mobile Content Providers Association(MMCP)の事務局員も務めた。それ以外では、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランドのモバイルゲーム業界にも経験を持つ。彼女の楽しみは、読書、おいしいコーヒーを飲みながら素敵なカフェでくつろぐこと、そして新しい出会いだ。
【原文】 Marks and Spencer (LON:MKS)はすでに中国5都市に従来型の実店舗12店を持っている小売業者。このイギリスの小売業者が中国国内でeコマース戦略を展開し始めたのは、驚くべきことについ最近のことだ。このファッションチェーンは中国語版ウェブサイトをローンチし、合わせて中国最大のオンラインモールTmallのバーチャル店舗もオープンした。 現実的には、Tmall(天猫)のMa…
Marks and Spencer (LON:MKS)はすでに中国5都市に従来型の実店舗12店を持っている小売業者。このイギリスの小売業者が中国国内でeコマース戦略を展開し始めたのは、驚くべきことについ最近のことだ。このファッションチェーンは中国語版ウェブサイトをローンチし、合わせて中国最大のオンラインモールTmallのバーチャル店舗もオープンした。
現実的には、Tmall(天猫)のMarks and Spencer(サイトはこちら)の重要度ははるかに高く、トラフィック数もずっと多くなるだろう。Alibabaが運営しているTmallは、中国国内のB2Cのデジタル小売事業の中で最もシェアを獲得しており、多くの海外の店舗や中国ブランドの拠点となっている。同社のほとんどの実店舗はお決まりのように上海周辺の中国東部のハブとなる都市に集中しているため、このようなeコマースへの取り組みにより、Marks and Spencerは中国全土への店舗の拡大にもつながったことになる。
中国における本格的な展開は10の海外市場に打って出るMarks and Spencerのeコマース戦略の一部である。Marks and Spencerの最新の発表によると、中国とインドは同社にとって「重要な国際市場」と表現されている。2012年第3四半期のイギリス国外での売り上げは4.1%増加し、0.3%の増加と伸び悩んでいるイギリス国内の売り上げを上回っている。
イギリス人としては、新しくTmallに出店したMarks and Spencerが、一番の目玉である多種多様な食品を扱っていないのが少し残念だが。