人気のデジタル楽譜のプラットフォーム PiaScore を提供する日本のスタートアップPlusaddは、同アプリのiPhone版をリリースした。iPad版は、2010年の12月にリリースされ、プロのミュージシャン、教育者、そのファンの間で、10万回以上ダウンロードされている。
デジタル楽譜のプラットフォームは、世界中の人々の手に楽譜を運ぶために作られた。iPhoneとiPad版の両方は、無料で提供されており、その機能はユーザに楽譜の閲覧と、練習中にノートをつけられるようにしている。
PiaScore’sの「Realistic Display Mode」は、デジタルの楽譜を紙面に表示されているかのように表示させるものだ。Plusaddは、世界で最も早いレンダリング機能をも開発したと主張している。
クラシックタイプの楽譜は、アプリ内で無料でダウンロードできる。しかし、レコーディング機能、キーボード機能、トーンチューナーといった機能は250円となっている。その他の鍵となる機能はDropboxをサポートしているクラウドプレイ機能だ。クラウドプレイ機能を使えば、ユーザは57000個の楽譜を、国際楽譜ライブラリーの7800のコンポーザーから直接ダウンロードすることができる。
PlusaddのCEO、小池宏幸氏は元はソニーのエンジニアだ。彼はこのサービスが生まれた経緯について以下のように説明している。
私はプロのミュージシャンではありません。しかし、子供の頃からピアノを演奏して育ちました。クラブ活動やコンサートなどで、ミュージシャンが直面している多くの問題を発見しました。主な問題の一つは、楽譜を持ち運び、管理することに多大な労力がかかることでした。私はこの問題のソリューションとしてPiaScoreを開発したのです。¶
近い将来、PiaScoreは自動ページめくり機能、記録、楽譜管理機能を開発することを計画している。このスタートアップは、音楽を通じた新しいタイプのコミュニケーションの実現を手助けしてくれる音楽教育施設のようなパートナーを探している。
PiaScoreは、以前国際ビジネスアワード2011にて、名高いHonoree awardを獲得し、2012のIVS in springにおいて、ファイナリストにも選ばれている。もしIVS 2013についてのレポートが読みたければ、こちらから記事を見つけることができる。
PiaScoreのiOS版はこちらでダウンロードできる。
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