#IVS サマーワークショップレポート:この500人の学生の中で成功するのは5人くらい、一刻も早く起業したほうがいい

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これは、慶応義塾大学日吉キャンパスで開催されている IVSサマーワークショップ2013 の取材の一部である。

現在インフィニティ・ベンチャーズ・パートナーズ主催の”IVSサマーワークショップ”が慶応義塾大学日吉キャンパスで行われている。IVS(Infinity Ventures Summit)サマーワークショップ は、「無限の可能性をもつベンチャー企業を生み出す場・集まる場」という意味が込められたポテンシャルの高い学生向けのカンファレンスである。

Session 1 では”新進気鋭の起業家が語る20代の生き方”、というテーマの対談が行われたので、レポート記事として対談の様子をまとめてみた。スピーカー・モデレーターは以下。

スピーカー:

  • – コーチ・ユナイテッド株式会社 代表取締役CEO 有安伸宏 氏
  • – 株式会社トライフォート 代表取締役CEO 大竹 慎太郎 氏
  • – 株式会社nanapi 代表取締役 古川 健介 氏
  • – 株式会社ノボット 代表取締役社長 小林 清剛 氏

モデレーター:

  • – インフィニティ・ベンチャーズLLP 共同代表パートナー 小野裕史

そもそもなぜ起業したのか

小林:実は自分自身コーヒー飲めなかったのだけど、コーヒービジネスを誘われて始めた。大事なことが2つあると思っていて、1つ目はスキルを持っているということ。僕はインターン時代から月3000万円の売上をだしていたことから営業力があった。スキルがあれば誘えってもらえるし、チームでも貢献できる。2つ目はビジョンの共有。

古川:掲示板サイトのしたらばをやっていたときに、社長やらないって言われて、やりますっていった。それが1社目。2社目は、一番事務手続きがうまそうだからという理由で古川やれよと言われてやった。その後当時のリクルートには3年たったら辞めるっていう文化みたいなものがあって、チームの人にやめるってチャットしたらいいよって返ってきたので会社をやめた。その後まだアイデアもなくて、することがないので、庭の草むしりとかして過ごしていた。その後、現在YJキャピタルのCOOを務めている小澤氏からハウツーサイトをやらないかと言われて、最初は受託的にそれでやりますと答えのがNanapiのはじまり。

大川:起業がリアルに見えたのが大きい。20代の頃は周りで起業する人たちは心から頭がおかしいやつらだと思っていた。起業って”ジャンプ”しないと出来ないと思っていたが、起業家たちと話して自分の方が優秀だと思う場面もあった。起業ってそんなに大したことないって思ったら、自分が起業している絵が見えた。

皆さんの原体験は

有安:高校1年生時、インターネットが普及しはじめたときに、当時自分の家にあったビックリマンシールを片っ端から売ったら、100万いかないくらいのお金になって、それで衝撃を受けた。インターネットを活用すればお金が稼げるのがわかったのが僕の原体験。

大竹:僕の場合は複合的。京都人なので目立ちたいという気持ちと、あとは日本人でも世界に通用するという大和魂みたいなものがある。

古川:原体験はそもそもない。自分でやって楽しいことを行ってきたし、もともとそういう気持ちでインターネットビジネスを始めた。

小林:古川さんと同感で、僕もこれをやりたいって思って起業したわけではなかった。なんで起業したいかって実際皆最初あいまいだと思う。真面目な話をすると、僕の場合、会社を潰した経験って、船に穴があいていた状況で、自分の大事なものを捨てなければならない状況だったし、全て捨てたあとに何で起業したいのかがわかった。

起業について学生にアドバイスできることは

小林:とにかくリスクをとること。金銭的なことじゃなくても、例えばあえて就職しないとか、恥をかく経験が大事。

有安:僕は小林さんの言ったことに反対。そもそもリスクってなんですか?リスクって不確実性ですよね。そもそもインターネットビジネスに限った話ですけど、インターネットビジネスってリスクが小さい、投資してくれる人もいるし、今は自分が金銭的なリスクをとらないで起業することもできる。だからアクションが大事。どんどんプロトタイプつくって外に出して、行動して、人に会ってアイデアを繋いで、こういうリアルの体験を繰り返すと成功につながるので、これを起業する前にやるといい。

古川:僕は安定志向なんですけど、一回きりの人生なので、でも失敗はしたくなくて、それで自分なりに、ベンチャーをやるということは安定的だと思っている。リスク的には大企業に入るほうが今は高くて、大企業は不確定要素が多い。自分でベンチャーやったほうがコントロールできるし、リスクが少ないと思う。

大竹:起業するって皆さんが思っている以上にリスクは少ない。僕の場合借金もしてないし、共同創業者の小俣と100万円出しあったのみ。それよりも大企業を否定するわけではないんですけど、大企業に入った僕の友人たちは、ぶくぶく太り始めてるし、髪の毛も薄くなってるし、大企業はそういうリスクはすごく高いと思います。

僕は今のところ髪の毛も抜けてないし。何が言いたいかっていうと、自分でベンチャーやっていたほうがストレスが少ないってこと。多分言い訳してしまうのだと思う、周りの環境に。ただ自分でベンチャーやると言い訳できないし、それは精神的にいいと思う。

学生からの質問

質問:リクルートのように社員が主体的になれる会社に就職することについてどう思うか?

古川:実のところ、起業して2ヶ月で得た経験がリクルートで得た経験の3年分くらい。3年間いたけど、無駄ではなかったけど、起業したほうがより多い経験を得られる。

有安:起業するって超主体的。起業家には一段上のレベルの主体性が求められる。法的にも。そういうのが社会人には求められない。社会人は社会人で良いエクササイズになると思うし、それはそれでいい。もしテーマがあるのならすぐに起業した方がいい。

小林:将来起業するんだったら今すぐ起業した方がいい。正直に言って、この500人の中で成功するのは5人くらいだと思う。時間は大事だから、一刻も早く起業したほうがいい。

質問:リーダーとして大事なことは?

有安:パッションも大事だが、パッションを伝える力が大事。情熱がない起業家なんていないので、それをどう周りに伝えるのかが経営力。情熱を仲間に伝えて、投資家に伝えて、そういうコミュニケーションのスキルが大事。

小林:起業したいんだったら夢を語るべき。これが一番起業家に必要なもの。創業パートナーが見つからないという理由で起業しない人はその時点で終わってる。夢語って、実行して、証明する。これを繰り返すことが大事。

大竹:教科書みたいなことを言うが、志が大事。経営の勉強はどこでも学べるので、自分なりのアートを身につける事が大事。例えば勇気とかもそう。

古川:僕のリーダー像はみんなと違って、僕の中のリーダーって三角形の一番下で皆を支えている人。目立たないで、なかにいる人が達成したいことをサポートするのがリーダーだと思っています。Nanapiも最終的には僕が会社にいなくても大丈夫なくらいになって欲しい。

最後に学生へのメッセージ

有安:生き急いだ方がいい。僕は今31だけど、親戚が少しづつ亡くなってきていて、死が身近になっている。だから生き急いだ方がいい。

大竹:あえて1つ言うならば、答のない問題を解く力をみにつけた方がいいと思う。

古川:ここにきているだけでも凄いと思うし、みなさん起業できる人たちだと思う。ただ、準備してから起業しちゃいそうなので、起業は行動したほうが早いので、行動あるのみ。

小林:すぐ起業した方がいい。見渡しても、今日ここにきている人は結構おとなしいひとばかり。オーディエンス側に座ってることは悔しいことだと思ったほうがいい。来年はステージに座ってやるくらいの意識を持ったほうがいい。

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