Google Appsを使って、スマートワーキングを実現している企業は全世界で500万社に達している。ポスコ、現代(ヒョンデ)自動車、YGエンターテイメント、東亜(トンア)製薬、付光(プクァン)薬品など、韓国の大企業だけでなく、IT予算が不足している中小企業でも重宝されている。韓国のインターネット書店「アラジン」が Google Apps 導入以降、月4千ドルを節約していることを見れば、コスト削減策としては良い選択肢の一つだろう。
一方、体系的なスマートワーキング・ソリューションを構築していなければ、業務プロセスの改善に余分なコストが発生することもある。コンサルティング、セキュリティ管理、メールポリシー、ストレージのバックアップなど、それぞれの分野に特化したソリューションを利用すれば、リアルタイムでコラボレーションするための、最適なシステムを安価に調達することができるだろう。
7月にローンチする SiLApps.com は、Google Apps と連携するコラボレーション・ソリューションの一つとして、ワークフローシステム「DocsFlow」を本格的に稼働させる。
SiLApps.com は、Software in Life 社(소프트웨어인라이프)が独自技術で開発した、Google Apps 連携ソリューションだ。DocsFlow は、Google Drive や Google Docs を中心に、業務効率を向上できるコラボレーション・システムを提供する。大容量の添付ファイル、決裁管理を容易にでき、主要な文書を安全に管理できるよう、文書セキュリティをサポートしている。
- 所有権の管理や文書改ざん防止
- ドキュメントの共有や、意見の交流を通じたコラボレーション
- 決裁に関する、リクエスト・承認・却下のデータ集計
- 決裁の進捗状況を素早く確認可
企業の競争力を高める上では、誰しも一定の時間に、どうすれば効率的に働くことができるかを考える必要がある。上記に上げたようなタスクをメールに依存していることに不安を覚えるスタートアップが居るなら、彼らはリアルタイム・コラボレーションのために最適なシステムを導入し、業務プロセスを改善するべきだ。そのような観点から、DocsFlow は、低コストでスマートワーキングの環境を最適化できる方法と考えることができる。クラウド・コンピューティング技術によって、既存の Google Docs を使ったコラボレーションに加え、セキュリティや文書の所有権を変更できないようにする信頼性を確保できるからだ。
必要に応じて、リアルタイムデータのバックアップや容量増が可能であり、全世界どこからでも、やりたい仕事をスマートデバイスを使って処理することができる。HTML5の技術を採用しており、デバイスに依存することなく、それぞれのデバイス特性を反映したUIを介して、どこでも仕事ができる。
Software in Life 社は、韓国初のCSB(Cloud Service Brokerage ※1)スタートアップで、クラウドコンピューティング関連の技術力をもとにSasS(Software as a Service)を拡大する予定だ。
※1: クラウド、SaaS、流通・販売会社、エンドユーザをつなぐ事業者
【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom
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