シンガポールの化粧品定期購入サービスVanityTroveがGlamyboxというベトナムの同業会社を買収した。これによりVanityTroveは3億7200万米ドルというベトナム美容市場進出への足がかりを得る。買収条件は開示されていない。
資金調達の真っ只中であった2012年8月、同社の登録者数は約5000人、発送は1万5000回を超えた。合同チームは美容ブランドの需要に対応するために昨年は3人だったスタッフを2013年1月に13人に増やした。同スタートアップの40人の従業員は5か国で働いている。そのうち登録者数上位3位は台湾、シンガポール、タイだ。
同社は今年に入って急速に成長しているが、これと並んでアジアでは化粧品定期購入型サービスの数が増え、Rocket InternetのGlossyboxは撤退した。現在、Samwer Brothersの手がけるスタートアップは日本、韓国、中国のアジア3大化粧品市場に注目している。
2月にVanityTroveは台湾のGlossyboxを買収し、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアの既存市場を拡大した。インドネシアにおける競争は同国生まれのBeautyTreatsと参入してきたLolaboxとの間で激化している。
化粧品定期購入型サービスのコンセプトはニューヨーク発のBirchBoxというスタートアップから生まれた。それ以降、ヨーロッパからアジアへと世界中に急速に広がっていった。 最新の情報によると、Birchboxの登録者数およそ10万人に対し、Glossyboxは20万人となっている。
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