インタレストマーケティングが1.5億円を資金調達、ソーシャルプロモーションメディアKolorを事業強化

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インタレストマーケティングのチーム。最前列左から4番目が、代表取締役の坂井光氏。
(写真提供:インタレストマーケティング)

東京に本拠を置くスタートアップ・インタレストマーケティングは今日、ニッセイ・キャピタルから1.5億円を資金調達したと発表した。同社は10月にも、他のベンチャーキャピタルから追加増資することを明らかにしており、今回のラウンドで調達する資金の総額は2億円を超えるものと推定される。

インタレストマーケティングは今年3月に、企業向けのソーシャルプロモーションメディア「Kolor」をリリースした。このサービスは、広告主の依頼を受けて、消費者ユーザに対しさまざまなミッションをオファーし、ユーザは与えられたミッションの達成によって、割引や商品と交換可能なリワードを獲得することができる。3月のリリースからの半年間で、広告(ミッション)を出稿する企業は40社、iOSアプリのダウンロード数は4万件を超えている。比較的ITリテラシーの高いとされる、30代男性にユーザが多いのだそうだ。

なお、同社の代表取締役・坂井光氏が同じく代表を務めていた、エンターテイメント情報のカレンダー共有アプリ「appoi」運営の株式会社アポイは、9月1日付でインタレストマーケティングに合併した。この合併の背景について坂井氏は、外部資金を受け入れてビジネス拡大を目指す上で、経営の主軸を一カ所に集約する必要が生じたためと述べた。

appoiは2012年2月にアメリカ市場向けに立ち上げ、その後、チケット販売のイープラス(Smart e+)やAvex(Live Pocket)などにはこのサービスをホワイトブランドで提供しており、ビジネスも順調に推移しています。一方、インタレストマーケティングは、新規事業に特化したスタートアップとして法人格を分けていましたが、経営や開発リソースを集約効率化するという観点からも、今回の資金調達を機に、アポイをインタレストマーケティングに合併させることにしました。

以前からアポイに在籍したエンジニアらの転籍を受けて、インタレストマーケティングの社員は総勢約30人となる。8月には、クレジットカード会社大手のクレディセゾンや、ポイント交換サイトのネットマイルとも提携し、ユーザの獲得スピードを加速している。

Kolor は、企業向けのブランド認知向上メディアと、実店舗向けの来店促進ツール(O2O)の2つの側面を持っている。前者では、アライドアーキテクツのモニプラ、ヤフーが昨年買収したクロコス、ガイアックスの Fantastics など、また、後者では、スポットライトのスマポ、リクルートのショプリエ、ドゥ・ハウスのモラタメなどが競合として存在する。

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Kolor は現在のところ、特に前者のブランド認知向上メディアとしての展開に力を入れているようだが、少なくない競合の中で、どのようにサービスを拡大させてゆくのか、今後の戦略を坂井氏に聞いてみた。

我々が面白いミッション(広告)を用意できれば、ユーザは集まってくれるので、ミッション次第というところはあります。ユーザが興味を持ってくれるミッションを掲出し続けるには、広告主であるナショナルクライアントに、Kolor を使い続けてもらいたいわけですが、我々はミッションをオファーする(広告を見せる)ユーザをきめ細かくターゲッティングし、ミッション達成者(コンバージョン)のデモグラフィックを広告主にフィードバックしています。サービス運営者の立場から言えば、ターゲットを選定するサービスは最初は儲かりませんが(笑)、将来的にはそれが広告主に我々を選んでもらえる、サービスの差別化につながると確信しています。

先日、この記事にも書いたが、B2C のソーシャルメディア・ツールは斜陽の感を禁じ得ない一方、B2B2C の分野の伸張の可能性は大きい。常々カッティング・エッジを追いかけていると、どうしても世の中の平均的な情勢に疎くなるのだが、坂井氏の言葉を借りるなら、企業のソーシャルメディア活用は「まだまだ、これから」なのだそうだ。

Kolor は、実名制と本人のインタレスト情報を取得する必要から、現在のところ連携サービスは Facebook のみとなっているが、来年以降は Facebook に依存しない独自のサービスなど、提供可能なサービスの幅をさらに広げて行きたいとしている。

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