地元の新聞Nandu(南都)によると(中国語記事)、Sina(新浪)のCTOであるJack Xu(許良杰)氏が、Twitterに似たサービスを提供しているWeibo(微博)がIPOの準備を進めているとする噂を認めた。
Sinaのニュースポータル、ワイヤレスサービス部門やSina音楽部門(既にWeiboに吸収されいる)で以前働いていたWeiboのスタッフの雇用契約がWeiboを運営する会社に移され、2014年に向けIPOの準備が進められていることをITのジャーナリストのSohu氏が先日(中国語で)報じた。
SinaのCEOのCharles Chao(曹国輝)氏とWeiboの前社長のPeng Shaobin氏は2010年に、Micro-dream Creation Technology(中国語ではWei Meng Chuang Xin、微夢創格)というWeiboとは別の会社を登記しており、この別会社としてWeibが株式公開を行うのではないか、と幅広い憶測を呼んだ。
Jack Xu氏は、この手のサービスを提供しながら株式公開できないようでは投資家はこの事業形態に不信感を抱くだろうと述べ、TwitterのIPO申請がWeiboのIPOにも好材料になると歓迎した。
Sina Weiboは設立して4年になる。登録されているアカウントは500以上あり、広告、オンラインゲームやユーザ向け有料サービスで売上を上げている。また、Alibabaと新たに提携したことで、Alibabaのプラットフォームで小売業者向けにeコマース用の広告を掲載したりWeiboでキャンペーン支援を行い、今後3年間で少なくても総額で3億8000万米ドルの売上が約束されている。
Sinaは今年2月に、長い間技術力不足で苦戦していた同社を立て直すべく、Ciscoの前副社長のJack Xu氏をCTO兼共同社長として迎え入れた。
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