インドネシアのゲーム・スタートアップTouchTenが、サイバーエージェント・ベンチャーズなどから資金調達

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Touchten-CAV

ジャカルタに本拠を置くゲーム・スタートアップの TouchTen  は、日本のサイバーエージェント・ベンチャーズ(以下、CAV と略す)をリード・インベスターとして、シリーズBラウンドの資金調達を行ったと正式に発表した。先月、ジャカルタで開催された Startup Asia で、TouchTen が既にCAVのポートフォリオとなっていることを確認していたので、今回の発表は新しいものではない。

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このプレスリリースの中で、CAV は TouchTen に投資を決めた理由を3つ挙げている。CAV は、インドネシア、同国のゲーム市場、Touchten の最新のゲーム・プラットフォーム、TouchTen のチームの可能性に賭けていると言える。CAV のジャカルタ事務所代表を務める鈴木隆宏氏は次のように述べている。

まず言えることは、インドネシアのスマートフォン・ゲームには、大きな可能性があります。アメリカや日本など先進国の状況を見て、近い将来、インドネシアもそれに追いつくと考えています。また、企画、デザイン、開発、マーケティングなど、数年に及ぶ経験豊かな TouchTen の堅実なチーム を信頼しました。さらに、豊かな経験やゲームの開発力で、TouchTen のカジュアルゲーム・プラットフォームの構築に成功しました。このプラットフォームは将来、他の新興国でも受け入れられると考えています。

TouchTen によれば、同社の最新のゲーム「ラーメン屋(iOSAndroid)」は100万ユーザを超えた。ブラジルの伝説のサッカー選手 Zico とゲームを共同開発(iOSAndroid)しているほか、これまでに 電車少年の伝説(iOSAndroid)、Infinite Sky(iOSAndroid) などの人気ゲームをリリースしている。面白いことに、これらほとんどのゲームはインドネシア国内ではなく、国外で人気を得ている。

TouchTen はゲーム・パブリッシング・プラットフォームとなることを目指しており、インドネシアでのマネタイズを促進するため、シンガポールのローヤルリティ・アプリ Gimmie と協力関係を締結している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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