クラウドファンディングによって投資家と起業家を引き合わせる香港のスタートアップ株式取引プラットフォーム

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bigcolors

Bigcolorsはクラウドファンディングによって投資家と起業家を引き合わせるスタートアップ株式取引プラットフォームである。Bigcolorsはスタートアップのアイデアに対し、投資家から最大10万米ドルまでの融資を募り、アイデアを出した起業家は自分たちのスタートアップの株式20%を提供するシステムだ。

他にも2万5,000米ドルの資金に対し5%、5万米ドルなら10%といったそれぞれの規模に合わせて資金を募ることも可能だ。アイデアがプラットフォームに投稿されるとBigcolorsチームの2週間に及ぶ厳正な審査にかけられる。審査を通れば、そのアイデアは8週間投資家に公開される。

資金提供が早めに満額に到達すると、投資家は資金提供したスタートアップの将来的な株式を保有できる権利の取引をすることができる。Bigcolorsによると、3週間前のローンチ以降申込者数が毎週80%という割合で増加しており、同プラットフォームには900名を超える投資家と、資金を求める79社のスタートアップがいるという。

ローンチ以降すでにスタートアップ向けに2万5,000米ドル近くもの金額を調達しており、また、アーリーステージにあるスタートアップ向けにすぐに調達できる50万米ドルを超える資金も投資家から約束されている。

プラットフォームの仕組み

誰でもBigcolorsのプラットフォームに自分のスタートアップを掲載できるが、資金提供を望んでいるスタートアップはまず適正評価審査を経る必要がある。その内容とは設立者との面接、顧客(KYC)調査、アイデア内容やビジネスモデル、そのアイデアが成功する可能性などだ。

この審査には約2週間かかる。スタートアップのアイデアが融資を募るに値すると認められ、審査を無事に通過すれば、Bigcolorsの投資候補リストに掲載される。審査に落ちれば融資も投資家も集まらない。

「審査過程の一環として、私たちはスタートアップを厳正に審査し成功の高い見込みのあるスタートアップのみを掲載しています。Bigcolorsは彼らの成功を支援するために投資家、投資顧問用プラットフォームの提供を通したスタートアップ支援を目標としています。」

とBigcolorsの共同設立者James Giancotti氏は語っている。

Bigcolorsに無事に掲載されたスタートアップが資金調達期間内に目標金額に達すれば、投資家はストックオプション(自社株購入権)をBigcolors上に掲載でき、購入された場合は売却が可能だ。資金調達の期間は8週間。資金調達期間が終了すれば新会社が設立され、投資家は会社のオーナーとなる。投資家は(全ての民間企業同様)個人で株を売却できる。

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Bigcolorsと他の株式クラウドファンディングとの違い

James Giancotti氏によれば、

「株式に基づいたクラウドファンディングでは、投資家はスタートアップに直接資金を投入し、その見返りとしてそのスタートアップの株式をいくらか所有します。Bigcolorsはそういった意味では他の株取引クラウドファンディングと同じようなものです。

物が買われ、そして売られるということですから。つまり取引が行われているのです。Bigcolorsではスタートアップが目標金額に達した時点から為替のような機能を果たし、スタートアップのオプションを資金調達期間内に自由に取引することが可能です。現金化は取引期間内でのみ可能です。その後そのスタートアップに関する取引はすべて終了し、スタートアップは法人化されます。」

スタートアップの査定

各スタートアップは50万米ドルかそれ以下で査定額が決定される。「収益もトラクションもないスタートアップに対しては、50万米ドルという金額が上限だと感じますね。」とGiancotti氏は付け加えた。

香港を選ぶ理由

香港は世界的にも取引の拠点であるため、スタートアップへの融資と取引という点ではまさに理想であった。また香港は、スタートアップへの資金提供を支援する世界最大の共同出資の本拠地の1つでもある。

中国本土およびグローバル展開の計画

Bigcolorsは今週にはシンガポールでローンチし、さらに2014年の第1四半期にはタイ、オーストラリア、日本、台湾と続ける計画である。2014年第2四半期には中国本土でローンチする予定だ。

「2014年はアジア太平洋にフォーカスし、2015年にはアメリカや中東などその他の地域にも拡大するつもりです。」

とGiancotti氏は語った。

【原文】