アジアの多くの都市では屋台のフードカルチャーが活気に満ちているが、台北はそういったB級屋台グルメのメッカといえるであろう。角を曲がるたびに、焼き芋、台湾式おにぎり、オニオンパンケーキ、炒飯などあらゆる種類の美味しいスナックを売っている屋台に出会える。
しかし、多忙な台湾人はそういった屋台で毎日働く才能・話術に溢れた屋台を見つける時間がほとんどない。幸運なことに、台湾の大学生が新しいアプリHaoshi Ditu(好事地図)でこの状況を変えようとしている。
Haoshi Ditu(大雑把に訳すと「善行マップ」)は、ユーザの近くにある屋台を見つけてくれる。また、その屋台に関するちょっとした情報も教えてくれる。屋台のバックグラウンドに関する情報を記載していることもあれば、店主の外見や笑顔に関するコメントだけを紹介していることもある。私がこのアプリを開くと、私のアパートから数ブロック先で毎朝おかゆを売っている女性店主をピンポイントで示してくれた。
Haoshi Dituには素晴らしい「社会福祉」要素がある。というのも、不運にも困難な状況下にいる場合が多い屋台店主をユーザが支援することができるからだ。また、同アプリによって、台湾に住むということ(そして食という面でも)をトータルでエキサイティングなものにしている屋台店主たちに関心の目も向けられる。
Haoshi Dituは中国語のみ利用可能で、今はお店リストの数も少ない。同アプリはまだ「学校のプロジェクト」の域を出ていないが、最寄りのダンビン屋台を見つけるのに便利なツールであるばかりでなく、典型的で平凡な買い物スタイルを新しい人間関係を構築する機会へと生まれ変わらせてくれる。
iOS版Haoshi Dituのダウンロードはこちらから。
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