
米国の3DプリンターメーカーStratasysが、ゴムのような柔軟性を持った素材を使い、マルチカラーで出力が可能な3Dプリンター「Objet500 Connex3」を発表した。BBCによれば、価格は約33万米ドルほどになる見込み、発売日は未発表となっている。
これまで発売されてきたConnexシリーズでも、不透明素材や透明素材、ゴムのような複数の素材を同時に出力は可能だった。Connex3では新たにマルチカラー出力に対応している。
これまで3Dプリンターを活用して生み出された物体は、その後カラーリングが必要だったが、Connex3ではカラーリングされた状態で出力される。StratasysはBBCの取材に対して、「Connex3によって企業やデザイナーがプロトタイプの作成から市販化までにかかる時間を従来の半分にできる」と回答している。
先日は、カーボンファイバーを素材にプリンティングが可能な3Dプリンターを紹介した。素材の多様化、色付きでの出力などがさらに低コストで可能になれば、モノづくりのプロセスに変化をもたらしそうだ。
(Image: Stratasys)
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