【インタビュー】スマホのキーボードを置き換えてネイティブな英語が習得できる「Ginger」のモバイルアプリ [後編]

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[インタビュー前編はこちら]

 

Ginger-Android-World  Ginger-Android-apology-rephrase

英文の修正と、表現の候補を提案してくれるリフレーズ機能を搭載したGinger

 

ネイティブにとっては生産性ツール、日本では学習ツール

では、ユーザーはどんな風にGingerを活用しているのか。面白いことに、Gingerの最大のユーザーグループは米国、次いでイギリスとどちらも英語を母国語とする国だ。ネイティブスピーカーも英語を間違えるし、特にモバイルでは“typo”(打ち間違い)も発生しやすい。英語圏では英文を書く際の一種の生産性ツールとして利用されているのだ。また、ビジネスシーンより、FacebookやTwitterなどのSNSに投稿する際の活用が目立つという。

一方の日本ではどうか。デスクトップとブラウザのユーザーを対象にアンケートを実施したところ、単なるスペルチェックのツールではなく、英語上達ツールとして捉える人が多いことがわかった。ビジネスの現場で使われることが多く、他国に比べてビジネスシーンが男性主導であるためか、利用者の90%が男性でその多くは30〜49歳だ。

「Gingerはさまざまな理由で活用されているけれど、日本では仕事で活用する人が多い。ユーザー数でみると日本は世界で4〜5位、売り上げでみるとGingerにとって第3位の国だ。今回のAndroid向けキーボードアプリのリリースが日本ユーザーの増加に貢献することを願ってる。日本人は英語学習に意識が高いし、すごくハングリーだからね」。

イスラエルと日本の協業にあるポテンシャル

Gingerのチームは全員、イスラエルの経済・文化の中心地であるテルアビブにいる。次々イノベーションが生まれるイスラエルはまさにスタートアップにもってこいの場所だという。リスクに対する考え方が保守的だと言われる日本に比べて、イスラエルはその真逆。自分で何かを始められのに、なんで人のために働くんだ?という考え方が一般的。良くも悪くもルールを壊すし、固定概念で考えることをしない。その結果、たくさんのイノベーションやプロダクトが生まれている。現に、国民1人当たりの特許取得数は世界2位だ。

その一方で、日本のSONYやTOSHIBAのような巨大テクノロジー企業も生まれていないのだという。みんなリスクを取り続けるため、スケールしにくいのかもしれない。異なる点も多い日本とイスラエルだが、共通点もあるとDuduは話す。

「日本とイスラエルの相性は素晴らしいと思う。お互いにない部分を補うことができる。また、テクノロジーやイノベーションへの愛やパッションは共通して持っている。Gingerも日本で適切なパートナーと協業できればいいと思っているよ」。

恥ずかしがらずにまず書けばGingerが教えてくれる

今後、ますますモバイルとアジアにフォーカスしていくGinger。その中でも、英語学習市場でNO.1規模の日本には一層力を入れていくという。次の大きなマイルストーンは、クロスブラウザーのiPhone版のキーボードアプリ。また今後、アプリの上で機能する類義語や翻訳といった機能も提供していく予定だ。

Gingerという製品を、GoogleのスペルチェッカーやマイクロソフトのWordと比べる人もいる。でも、実際に使ってみると単なるスペルチェッカーにとどまらず、英語の学習ツールであることがわかる。Gingerが敢えて英文をオートコレクトしないのは、ユーザー自身に自分のミスを認識してもらうためだ。

「日本人には完璧主義者が多い印象を受ける。でも、それは語学の学習に関しては邪魔なハードルになってしまう。たくさん間違わなければ上達しない。恥ずかしがらずに、とにかく書いてみてほしい。書き始めてみれば、Gingerがコレクトしてくれるから」。

Gingerの「Spell Check & Grammar Keyboard」は、Google Playでダウンロードできる。

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