集まるのは、地方在住の腐女子?フリマアプリ「A2mato」がバージョンアップ

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A2mato-Sawada「A2mato」を運営するセブンバイツの澤田翔太さん

今年1月にサービスインしたアニメ・同人専門のC2Cフリマアプリ「A2mato(アニマート)」。現在、出品アイテム数は5万件を超えています。

そんなアニマートがバージョンアップされました。新たに詳細検索が加わり、またユーザーからの要望が圧倒的に多かったという検索結果の並び替えも実装。改善を重ねた結果、アニマートの表示速度はベンチマークの10倍の早さにまで改善されています。

先日テレビCMの投下後、300万ダウンロード突破を発表した「メルカリ」など競合のフリマアプリがひしめく中、サブカルというニッチマーケットを対象とするアニマート。サービス開始から半年足らずの現在、最も注力しているのは、いかに「安心、安全、簡単」なフリマ体験を提供するかだと言います。

「フリマアプリが、安心、安全、簡単に使えることは大前提なので、現時点ではそこに注力しています。同時に、“普通の中古サイトでは売れないようなものを売りに出すことができるし、それが見つかる”という雰囲気作りを大切にしています」

“大切にしてくれる人に売りたい”という思い

セブンバイツ代表の澤田翔太さんは、「アニマートのユーザーに関して、当初想像していたセグメントとは違っている」と話します。

現在、最も厚いユーザー層は、地方在住で15〜25歳の「腐女子」なんだそう。そのため、アニマートでは、ボーイズラブのアイテムが特に人気です。

好きなアニメやキャラクターなどにまつわる商品をやり取りするため、アニマートのユーザーには、通常のフリマにはないこだわりを持つユーザーが目立ちます。

「出品アイテムに関するやり取りには、キャラの名前のさん付けは頻繁に見かけますね。それだけ大切にしているものを売りに出し、買う。だから、出品する売り手には、“大切にしてくれる人に売りたい”という、アニマートのユーザーならではの思いがあるようです。

今後は、そんな売り手と買い手をいかに上手くマッチングしていくかを考えていきます」

マニアとライト層の上手いバランスの取り方

A2mato-app

「ライト層のユーザーも楽しめるよう、“コア過ぎない”ことを心がけている」と話す澤田さん。

その役割を果たすのが、タグフォロー機能です。好きなタグをフォローすることで、自分のタイムラインには興味関心のあるジャンルのアイテムが次々に流れてきます。ピンポイントに欲しいものがないユーザーにも、なんとなく興味がある分野を選ぶことで出会いや発見をもたらす。

A2matoというサービスだからこその「マニアとライト層のバランス」という課題にどう取り組んでいくのでしょうか。

「「ブシロード」の木谷高明さんが、「すべてのジャンルはマニアが潰すし、マニアは排他的でライトユーザーを拒絶する」ということをおっしゃっていて。

確かにマニアの方の要望をどんどん聞いていると、市場が縮小されていってしまう。最初は誰でもライトなファンなんですから、アニマートでは新人ファンを“優しく見守る”ような空間をつくっていきます」