<ピックアップ> Here Are Five Things Uber Did To Beat Lyft Before It Even Had A Chance To Compete
Uberのライバル「候補」としてよく取り上げるLyftですが、確かに同様のサービスでありながら、まだ米国で60都市達成(Uberは北南米で90地区、欧州で32地区、アジアパシフィックで25地区)とその差は大きいです。
しかしUber側はあまりそうは思っておらず、凄まじい勢いでビーンボールを投げ続けており、「業界拡大のために一緒に仲良くやりましょう」という雰囲気はカケラも感じられません。「移動」という無尽蔵に広がるマーケットを全部独り占めしてやる、というUberの意気込みはある意味見習うべきかもしれませんね。
<参考記事> Uber、「ライバルLyftのドライバーを引き抜いてくれたら250ドルの無料券あげる」という直球を投げ込む
BIにまとまっている、Uberが対競合として実施してきた対策を並べるとこんな感じです。
- 12億ドルという巨額の資金調達
- 旧業界から重要人材の引き抜き
- 一時的な値下げと運転手への保証
- 競合からのあからさまな引き抜き
- 規制をクリアしてNYでの操業
詳細は元記事をご覧頂くとして、前門のタクシー業界、後門の競合Lyft、という状況を巧みな手法で攻めたり守ったりしてるな、という印象があります。特に人材の引き抜きという点では思い切ったことをやっていて、手法が政治っぽいですね。既存業界の重鎮を引き込んでパイプを作り、競合から引き抜きすることで自社の強化と競合の弱体化を同時に進める。仁義なき戦いのサウンドトラックが脳内再生されます。
既存業界を新しくしようというスタートアップの場合、ボードがどのような人材で作られているかというのは大変重要なポイントになるので、なるほどと思えます。
via Tech 【G翻訳】
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