WeChatがモバイルストアプラットフォームを発表

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WeChat、別名Weixinは本日(編集部注:翻訳元の記事の初出は5月29日)、WeChatエコシステム内でストアを立ち上げることができる待望の法人向けシステム「WeChat Little Store」を発表した。

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ストアのオーナーは、アイテムのアップロードや管理、オーダーや在庫管理などができるようになる。クレーム対応のための購入プロテクションプログラムも用意されている。

使用法を見る限り、ストアの管理は容易にできるようだ。ダッシュボードでオーダーを管理したり、お知らせや評価をチェックしたりすることができる。支払い方法は当然のことながら、Tencentのオンライン決済サービスTenpayが開発したワンクリックのモバイル決済ソリューション、WeChat Paymentが利用可能。

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このアプリケーションはWeChatの公式アカウントを持ち、すでにWeChat Paymentを導入済みの企業に公開されている。-実際のところ、支払いを受け付けている法人の多くは、WeChatサービスアカウントから商品の販売をしている。

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遅かれ早かれこのような展開になることは予想されていた。中国最大のオンラインマーケットプレイスを所有し、モバイルコマースサービスにも本格的に取り組んでいるAlibabaは、この動向をいち早く察して昨年自社のマーケットプレイスでウェブページをブロックし、WeChatで閲覧できないようにした。

しかし、TencentがAlibabaの領域に踏み込んでいったのは今回が初めてではない。このインスタントメッセージサービスを展開する中国系の同社は、eBay Chinaに代わりTaobaoマーケットプレイスが台頭し始めた頃に、C2CやB2Cのマーケットプレイスやオンライン決済サービスのTenpayでマーケットに本格参入している。

今や全ての人が結果を知っている。このマーケットでのオペレーションが失敗した後、TencentはオンラインリテーラーのYixunの経営支配権を獲得した。ただし、Tencentのゲームといったオンラインビジネスと比べると、このようなオンラインリテールビジネスは利益幅が非常に少ない。最近、Tencentはeコマースのリソースのほぼ全てを中国内のオンラインリテールとB2CプラットフォームプロバイダーであるJDに変更し、今や後者の第2位の株主だ。

JDは数日前WeChatの公式ショッピングチャンネルとして登録された。中国のオンラインスーパーマーケットでWaltmartが支配的株数を保有するYihaodianは、同様にWeChatに追加された。

TencentはWechatプラットフォームにストアを立ち上げるよう全ての事業者に呼びかけている。Tencentが今の時期にする理由は少なくとも2つある。

  • (1)WeChat Paymentの開発とプロモーションを早い時期に実施し、今では便利で信頼されたモバイル決済サービスとして広く認知されていること。
  • (2)プラットフォームを単独運営の代わりに、サードパーティに公開したこと。これは将来的に収益源になり得る。

これらが、Alibabaが中国ウェブ業界で現在の地位を築き上げた理由でもある。

【via Technode】 @technodechina

【原文】