マイクロ投資のミュージックセキュリティーズがオーガニックEXPOでセミナーを開催、参加者の注目を集める

この投稿は、THE BRIDGE 英語版ゲストライター “Tex” Pomeroy によるもの。彼は東京を拠点に、ICT や高度技術に特化したライターである。


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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

先駆的なクラウドファンディング・サービスを提供するミュージックセキュリティーズは11月21日、現在開催中のオーガニックEXPO 2014/BIOFACH JAPAN の来場者向けに、NIPPON MONO ICHI(ニッポン モノ イチ)のコーナーで、マイクロ投資に関するセミナーと無料のアドバイスを提供した。会場では、証券事業部担当の取締役を務める猪尾愛隆(よしたか)氏がビジネスに率直で明快な回答を述べ、現在の日本における資金調達状況に関心を抱く聴衆を魅了した。

ミュージシャン支援特化型ファンドとしてローンチした同社は(同社の役員によれば、現在はあまりミュージシャンの支援は行っていないとのこと)、すでに事業をスタートしていて、その事業を本格化させる用意のある企業をターゲットにしている。最近の例では、ビール生産会社などへ出資をしている。

消費者向けの調査事業を行う、ミュージックセキュリティーズが支援した企業の一社が会場に出展していた。このクラウドファンダー(ミュージックセキュリティーズから資金を調達したこの会社のこと。彼らによれば、同社は日本でこの消費者調査のコンセプトが浸透するのを前に設立したとのこと)は、急成長の有機製品業界のイベント(=オーガニックEXPO)に参加する資金不足の企業に耳を貸すべく、ミュージックセキュリティーズの隣にブースを構えることにした。

事業を運転するために、規模の小さなファンドを利用するメリットや必要なコストとあわせて、ビール生産会社や食品・飲料事業がミュージックセキュリティーズのファンドを利用している事例が紹介された。ミュージックセキュリティーズは、ミュージシャンがファンを獲得するのと同じく、出資したプロジェクトのファン獲得を支援できる体制を作りたいとも強調した。

BIOFACH は、ドイツ・ニュールンベルグを拠点とし、有機製品に関連する企業を対象としたイベントだ。日本では2001年に初めて開催され、近年から東京ビッグサイトで開催されるようになった。11月20日からの3日間、オーガニックEXPO と併催された。会場隣のホールでは、日本の中小企業を対象にした産業交流展新価値創造展が11月19日から開催されている。

農業、漁業、林業を物流やICTと組み合わせた事業分野「第六次産業」が人々の関心を集める中、ミュージックセキュリティーズは現在、小規模な農家や食品生産会社の情報を事細かに収集している(同社のニューズレター「セキュリテ」に掲載)。次回のオーガニックEXPO/BIOFACH JAPAN は2016年2月に開催される予定で、それまでの間、同社この分野への進出がどのような結果をもたらすかを見極めるまでには、まだしばらく時間がある。

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ミュージックセキュリティーズの「セキュリテ」