<ピックアップ>Narrative’s Clip 2 wearable camera will boast Wi-Fi sync, Bluetooth and an 8-megapixel sensor
GoProというウェアラブルカメラが出現した際、「またキワモノガジェットが出てきたなー。面白いけど使い道全くわからん」という印象を持ったのを覚えております。
新興テクノロジー系で「食わず嫌い」が大きな罪であることを認識しつつ、ヘルメットにGoPro付けた外国人の方とかを街で見かけても「イヤイヤ、ないから」と、一笑に付していたのもつかの間、GoProは2011年に114万台、2012年に231万台、2013年に385万台と順調にセールスを記録。2013年の売上9億8573万ドルを引っさげて2014年6月にNASDAQへ上場してしまいました。
レッドブルなどの提供するエクストリーム・スポーツで繰り広げられる美しいGoProムービーは、私も環境映像として使うこともしばしば。GoProのYouTubeチャンネルはもうすぐ300万購読者を獲得しそうな勢いで、なるほどメディアビジネスにもチャンスがあったのかと遅ればせながらその広がりを理解しつつあります。
そんなウェアラブル系カメラの新星と言えば、こちらNarrativeのClipです。30秒ごとに勝手に写真を撮影するという盗さ…もとい、何気ない日常をクリップしてくれるカメラで、2012年の出現当初にkickstarterで55万ドルを集めたことでも話題になっておりました。

そのClipに新型の「2」が登場するそうです。5Mだった画素は8Mに向上、レンズも広角になるなど細かい改良が重ねられておりますが、中でも大きな変更がワイヤレス接続。WifiとBluetoothでの接続に対応したことで、従来、撮影した素材を一回一回ケーブルで取り込んでいた手間がなくなりました。
これでいつでも盗さ…もとい、ライフログを友人とシェアすることができます。アプリはiOS、Android、MacOS Xに対応。発売日は未定で価格は199ドル(予定)とちょっとお高め。
確かにウェアラブルで勝手に撮影してくれてれば、日常の思いがけないスナップを撮影することができます。写真(カメラ)アプリはInstagramの登場以来、SnapChatのようなアイデア勝負のものもありつつも、ひとまずアプリ側でできることはほぼ出尽くした感があります。
そう考えると、次のアイデアというか変化はやはりカメラ側に求められる可能性が高く、IoTなどという高尚なワードを持ち出さずともClipのような動きは引き続き出てくるのではないでしょうか。アプリとハードの両方のバランスが求められる時代になったと言い換えられるかもしれません。
via The Next Web
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待