
<ピックアップ>Tons of People Are Buying Fitbits, but Are They Actually Using Them?
フィットネス・トラッカーメーカーとして着実にそのブランドを築いているFitbitですが、好調のようですね。売上で昨年比235%アップ、ここ数カ月の出荷台数が450万台(2015年第二四半期決算情報)と、成長を続けています。IPO申請したタイミングはApple Watchが発売されるタイミングで「大丈夫か」なんて記事も出てましたが、あまり関係なかったみたいです。
こういう部分はスタートアップと言えど、もう数年やってる経験値が効いたと見るべきなんでしょうね。ちなみにFitbitの創業は2007年5月、今年の7月に無事、IPOを果たしております。この記事執筆時点での時価総額は87億9000万ドル。
ところで、このフィットネス・トラッカー、もうそろそろ手にしている方も多くなったと思うのですが、果たしてみなさん、これ、使ってるのでしょうか?有名どころではこのFitbit、JawboneのUp、Nikeなどのスポーツメーカーが出してるものからApple Watchまで結構な種類が世に出ています。
この件についてTHE VERGEに面白い記事が出ていました。ある調査会社のレポートには、こういったスマートウェアラブル系のデバイスは購入者の3分の1が半年以内に捨ててる、という結果があるそうで、Fitbitについても1900万人のユーザーのうち、アクティブなのは950万人なのだとか。記事ではこのFitbitを実際に使ってる利用者数についてちくちくと指摘してました。
ただ個人的にこの辺りは過渡期真っ最中で、これから先、よりハード寄りというよりもサービス寄りのパッケージが出てくれば、アクティブ利用率なんかは自然と上がるのではと考えてます。
例えばジムと連動してトータルの健康管理をしてくれるものとか、食関連の事業者などと連動して食事と運動のバランスを指摘してくれるサービスなど、生活の中に溶け込んでしまえば、こういったトラッカーはサービスを利用する上で「なくてはならないもの」になり、肌身離さず付けることになるのだろうなと予測しています。
つまり、決定的なサービスがまだないと考えたほうがいいのでしょうね。IoTはこういったデバイスに目を奪われがちですが、あくまでサービス視点で考えるべきです。
via The Verge
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