NY発のヘルスケア・スタートアップNoomが1,615万ドルを調達、予防医療領域で「Noom Health」に着手

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Noom ダイエットコーチ」で知られる、ニューヨーク拠点の韓国発ヘルスケア・スタートアップの Noom は2日、LB Investment(LB인베스트먼트)、韓国ハンミ薬品(한미약품)の子会社であるハンミIT(한미IT)、ニューヨークの RRE Ventures とシリコンバレーの Translink CapitalQualcomm Ventures からシリーズBラウンドで1,615万ドルを調達したと発表した。THE BRIDGE では今年1月、韓国のパートナーメディア beSUCCESS の報道として、Noom が1,500万ドル以上を調達済との情報をお伝えしたが、今回の発表はそれを公式に認めたものだ。1月の段階では、同社は資金調達に関する詳細を明らかにしていなかった。

今回の調達に先立ち、同社は昨年2月、シリーズAラウンドで日本の Scrum Ventures やリクルート、RRE Ventures、Translink Capital、Qualcomm Ventures、Harbor Pacific Capital などから700万ドルを調達している。

これまで Noom はコンシューマー向けのアプリを開発してきたが、今回調達した資金を使って、予防医療領域で行動変容(生活習慣改善)を実現するための、新たなコーチングプラットフォーム「Noom Health」の開発に着手する。同社は現在、糖尿病や心臓病などの慢性疾患予備軍の患者を対象としたプログラムを開発中だ。

ニューヨーク大手の保険会社 Emblem Health に Noom Health のβ版を提供したことを皮切りに、Noom はニューヨーク市のヘルスケア・スタートアップと大手企業や医療機関をマッチングするプログラム「NY Digital Health Accelerator」に採択されたほか、アメリカの大手保険会社 Aetna(NYSE: AET) や複数の医療機関で​パイロットプログラムの提供を開始している。

「Noom Health」は、​主治医やトレーナーが、アプリに蓄積される食事や運動の履歴をもとに患者の状況を的確に把握し、適切な指導を行うことができる。低コストで精度の高いカウンセリングを、遠隔で多数の患者に行うことが可能になり、必要に応じて、1対1のコーチングをオンライン上で実施できるようになる。日本でも「Noom Health」の提供開始に向け準備を進めており、近日のリリースが予定されている。

医療機関、製薬会社と連携してビジネスを展開するヘルスケア・アプリという観点では、「頭痛ろぐ」を開発するシンガポールの Healint が先週 GREE Ventures などから100万ドルを調達し、日本市場への本格参入を表明したのが記憶に新しい。

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