人工知能で新薬発見のプロセスを短縮するAtomwiseほかーー要チェック!エンタープライズ系話題5選

SHARE:

編集部注:「要チェック!エンタープライズ系話題5選」は海外エンタープライズ系テクノロジーの話題をまとめた連載。本誌でも執筆中の「インプットをアウトプットするブログ」ブロガーで、B2Bスタートアップ・インキュベーション「archetype」所属の鈴木大貴氏がセレクトしたニュースをお送りします。

ユーザーの動きが動画で分析できるFullstoryが900万ドル調達

FullStory

アクセス解析ツールを開発するFullstoryがKleiner PerkinsやGoogle VenturesからシリーズAで900万ドルを調達しました。アクセス解析ツールはGoogle Analytics始め数多くのプレイヤーが存在していますが、Fullstoryはユーザーのマウスの動きを動画で確認・分析ができることが特徴のツール。

定量だけでなく定性でユーザーの動きを確認することでUX改善の示唆を得ることが可能でzendesk、olark、Google Analyticsといったツールと連携することができるとのことです。

参考記事:Consumer tracking company FullStory raises $9M from Kleiner Perkins & Google Ventures

ハイパフォーマンス人材が採れる採用プロセス管理ツールHireVueが4,500万ドル調達

Home_-_HireVue

採用プロセス管理ツールを開発するHireVueがSequoia CapitalなどからシリーズEで4,500万ドルを調達しました。

HireVueは求職者のソーシング支援、オンライン面接、候補者のスコアリングが可能なツールを提供しており、採用後の離職率を下げたり組織のパフォーマンスを高める人材が採用できることを売りにしています。一番の特徴は、プロフィールや面接の対応、回答によって自社にフィットする人材なのかをレーティングしてくれる機能。

HireVueの保有する大量のデータから予測分析をかけ、候補者の採用後のパフォーマンスを予想してくれるとのことです。現在、GEやUnder Armourといった企業を含む190カ国500社以上のユーザーがサービスを利用しています。

参考記事:HireVue raises $45M from TCV and Sequoia to shake up the hiring process

非エンジニア向け社内メッセンジャーツールPieが120万ドルを調達

Pie_·_Chat_for_work

社内メッセンジャーツールを開発するシンガポールのスタートアップPieがGREE Venturesなどから120万ドルを調達しました。PieはモバイルのネイティブアプリやWebに対応しており、社内のメンバーが自由にチャットしたりDropboxやGoogle Driveといったクラウドストレージと連携できる、シンプル版Slackのようなサービスを提供しています。

Slackと比較するとエンジニア寄りでなく社内の誰でも使えるようになっているのが特徴で、今回の調達を期に日本市場への進出を本格化する模様です。

参考記事:Pie Eats Up $1.2M For Its Enterprise Messaging Service For Non-Techies

人工知能で新薬発見のプロセスを短縮するAtomwiseが600万ドル調達

Atomwise_-_Better_medicines_faster_

Y Combinatorの代表がSam Altman氏に変わってから、ヘルスケア領域スタートアップの支援の強化されてきましたが、その中から次のラウンドに進むスタートアップが出てきたようです。

DFJなどからシードで600万ドル調達したAtomwiseは人工知能で新薬発見プロセスをスピードアップできるテクノロジーを開発しています。そもそも新薬の開発には数百億円規模の費用がかかると言われていますが、Atomwiseは大量の分子を分析し、それらの作用を高速で調べあげることで創薬に掛かる時間的コストを一気に下げるべく技術開発を進めているようです。

完成すると薬の金額を下げることができるのはもちろん、様々なウィルスに対応する薬を高速で開発できるようになるため完成すれば大きなインパクトがありそうです。

参考記事:YC Alum Atomwise Raises $6 Million To Further The Advancement Of Artificial Intelligence In Drug Discovery

ディープラーニングスタートアップのNervana Systemsが2050万ドル調達

Nervana_Systems

ディープラーニングの技術を活用したプロダクトを開発するNervana SystemsがDFJやData CollectiveなどからシリーズAで2,050万ドルを調達しました。

Nervana Systemsは医療、製薬、農業、金融といった産業別にハードウェアとソフトウェアを組み合わせたディープラーニングのソリューションを提供しています。

先日、neonというオープンソースのディープラーニングソフトウェアをリリースした Nervana Systemsですが、既にMicrosoftやAmazon、Facebookといった企業が開発者向けのソフトウェアやサービスを提供し始めており、この領域における覇権争いが始まっています。

参考記事:Deep learning startup Nervana raises $20.5M

----------[AD]----------