Monk’s Hill Ventures はシンガポールを拠点に、今や日本へと向かう高速特急だ。経験豊かな起業家とベンチャーキャピタリストが牽引するこのVCは、日本のヤフー(東証:4689)の投資部門である YJキャピタルから資金調達したことを発表した。なお、調達金額は明らかにされていない。
Monk’s Hill Ventures によれば、今回の投資は、Monk’s Hill のポートフォリオのスタートアップが、ヤフーが持つメンター、市場知識、流通チャネルの支援を受けて、日本進出が図れるようにするためのものだという。ヤフーが日本で最も訪問者の多いウェブサイトであることを考えれば、今回の提携は重要なものになるだろう。
これまでに総額230億円を調達しているYJキャピタルは、今回の提携の見返りとして、東南アジアにおける Monk’s Hill Ventures が持つ専門知識やネットワークへのアクセスを得ることになる。YJキャピタルは東南アジア市場に関心を示しており、最近では、インドネシアのフラッシュ・セールス・サイト VIP Plaza にシリーズAラウンドで出資している。同社は Monk’s Hill を支援することとは別に、自らも東南アジアのスタートアップへの直接投資を継続する。
今回の提携について、Monk’s Hill の創業パートナーである Kuo-wi Lim 氏は Tech in Asia に次のようにコメントしている。
今回の取引の詳細については明らかにされていない。Monk’s Hill が8,000万ドルを調達しようとしていたのに対し、YJキャピタルのスポークスマンの一人は、いくら拠出したのかは明らかにしなかった。彼女は、Monk’s Hill がいくら調達しようとしていたかについてもコメントしなかったが、YJキャピタルがコーポレートファンドであるにもかかわらず、今回の投資判断には「(双方にとっての)戦略的な事業シナジーは必要条件ではなかった」と語った。
この人物は業界でよく知られた人物であり、会社の信用度を上げることができる。雑誌の表紙に載ったことがあったり、会社をIPOさせたことがあるような人達である。 John Carmack氏とOculusのようなレアケースを除き、この手の人物をフルタイムで雇えることはない。会社の信用度を上げてもらうか、おそらく、社外取締役をお願いすることになるだろう。
その多くが指先で思いを伝える指点字と呼ばれる、触覚によるコミュニケーションだ。しかし、指点字ができる人が周囲にいないと、その思いを伝えることができない。そこで、盲ろう者の手につけるデバイスと、スマートフォンを結びつけ、指点字で打った文字を翻訳し、スマートフォンに文字を表示させたり、逆に話しかけた音声認識をもとに指につけたデバイスに振動を与え指点字として盲ろう者に伝える、という指点字翻訳機「Hand in Hand」を開発している。
デモデイが終了したコトチャレンジの一期生は、8月に行われるMaker Faire Tokyoにオムロンコトチャレンジのブース内でそれぞれのプロトタイプを出展。Maker Faire Tokyo参加者たちからのフィードバックなどをもとにさらなるブラッシュアップを行う。また、リバネスのTech PlanterやサンブリッヂのMaker Boot Campなど、他のアクセラレーションプログラムを通じ、プログラムから製品づくり、起業や量産体制へのサポートも行っていく。
また、プログラムを自前で進めてきたからこその課題もあり、そのすべてが手探りでした。参加したベンチャーたちから、こういったサポートが欲しい、こういったデータはないか、という声をもとに、どのようなサポートをしていけばいいかの感覚を掴んできました。やはり、一番大事なのはものづくりのプロトタイプを作る支援が必要で、プログラムが終了しても社員と個別につながったチームたちがそれぞれでサポートしていく動きができ、良いコミュニティになっていけばと考えています。今後も、Maker Faire Tokyoに出展したり、他のアクセラレータプログラムへの参加を促しつつ、他の企業とも協働しながらものづくりベンチャーを育成する環境を作っていけたらと考えています」
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Fund on Etsyと名づけたそのプラットフォームは、まさにクラウドファンディングの機能をEtsyに組み込んだものです。自身が作りたいクラフトのアイデアや思いをテキストにし、出資してもらった人に対してリターンとしてそのクラフトを提供するというもの。いわゆる、購入型クラウドファンディングと呼ばれるような機能ですが、本来としてコマース機能を持っていたEtsyにとっては、先約購入ができる機能を付けたようなものと言えるかもしれません。詳しくは、Etsyのブログでも紹介されています。