BASEは10月7日、BASEのショップ用デザインテンプレートマーケットプレース、BASEデザインマーケットを開始した。店舗側はBASE上で使えるショップのサイトデザインテンプレートをここから購入することが可能で、細かいHTMLなどの修正カスタマイズも専用のHTML編集APPから可能になっている。
また、ここでデザインテンプレートを販売したクリエイターは、この専用HTML編集APPを通じて制作したテンプレートをBASEに申請すれば、審査を経てマーケットプレースにて販売が可能になる。
クリエイターは500円から10万円までの間で自由に価格を設定することができ、売買が成立した場合には30%手数料をBASE側に支払うことになる。なお、審査には3営業日ほどでフィードバックを返すとしている。

BASE代表取締役の鶴岡裕太氏の話によれば、このHTML編集が可能になったことで、より上位レイヤーのショップでも耐えられるコマース表現が可能になるという。ただ、一方で大型コマース事業者が求めるような在庫システムとの連動や、数千単位の在庫を処理するような場合にはまだ少々苦しいかも、ということだった。
デザインカスタマイズが自由になったことで、大きく広がったのがWordPressを筆頭とするCMSの世界観だろう。数万円を支払えば、非常に見栄えのよいデザインのサイトが完成する。これを専門に生業としているようなデザイン制作事務所もあるほどで、同じような生態系がここで展開できればそれはそれで楽しい。
コマースの世界はどんどん身近になってくる。
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