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Googleは、世界中の学校で生徒にバーチャルリアリティを利用させる新たな取り組みExpenditions Pioneer Programを拡大している。同プログラムは新たにデンマーク、シンガポール、カナダの3ヶ国のほか、アメリカ国内の地域も追加するという。アレクサンドリア、バルチモア、シンシナティ、デトロイト、インディアナポリス、ラスベガス、ニューオリンズ、オーランド、フェニックス、ポートランド、ソルトレイクシティ、ワシントンDCだ。
新たな都市が追加され全部で15都市となったが、Googleはプログラムに参加する正確な学校数や現在の総プログラム数について語らなかった。同社によると、教師は南極、アクロポリス、ボルネオの熱帯雨林といった場所など120を超えるツアーから選択し、生徒をVRで連れて行くことができるという。
パートナーのスバルと共に、Googleは参加学校に対してExpeditionsキットを提供している。このキットにはAsus製のスマートフォン、教師用のタブレット、ルーター、携帯電話をVRヘッドセットに変えるビューワーが含まれている。中には、Mattelの新たなView-MasterVRビューワーが含まれているキットもあり、その他にもGoogle Cardboard(いくつかの厚紙と2つのレンズで作られているシンプルな装置)が含まれているものもある。
5月にGoogleは、同社のCardboard VRプラットフォームを学校に提供することを初めて発表した。そして9月にExpoeditions Pioneer Programをローンチし、VRキットをカリフォルニア、コネチカット、イリノイ、ニュージャージー、ニューヨーク、テキサス、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランド、イギリスの学校に提供した。
Googleは今日、10万を超える生徒がこのExpeditions Pioneer Programに参加したことも明らかにした。2ヶ月前に本格展開したばかりのプログラムにしては悪くない数字だが、同じ教室にいる生徒全員が1つの旅行に出かけられることを考えると驚くことでもない。現在の拡大数を考えると、来年にも参加学生数100万人を達成することになるだろう。
Googleは最近、同社のVRをますます推し進めていくようだ。ちょうど先週、YouTubeは動画をGoogle Cardboardでも利用できるようにした。
Googleの戦略は安価なCardboardキットをできるだけ多くの人へ提供することだが、Facebookのアプローチは大きく異なる。CEOのMark Zucerberg氏は先週、「Oculus Rift」の売り上げは最初はわずかだろうと語った。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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