スマホで高さ調節できるスタンディングデスク「Aspirus」——作業時間のトラッキングも可能

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Aspirus

デスクワークを主な仕事としている人々は、ともすれば出社してからデスクに座ったままの作業で、一日が終わることも多いだろう。だが、一日のうち2時間程度は立っている時間を作ったほうが、健康のために良いとする研究などがあったり、立っている方が集中できる、という理由から、椅子に座らずに立ったまま作業のできるスタンディングデスクを導入する人もいる。

現在、IndieGoGoでクラウドファンディング中の「Aspirus」は、スマートフォンと連携するスタンディングデスクで、シンガポールのスタートアップ「Ideal Workspace」が開発しているものだ。

この「Aspirus」、スタンディングデスク、といっても机そのものではなく、机の上にセットして使うスタンドのようなものだ。液晶モニタやノートパソコン、キーボードを上に乗せて使うが、スマートフォンのアプリから高さの調節等ができるようになっている点が特長だ。

Aspirus

通常のスタンディングデスクであれば、立ったり座ったりする度に高さの調節が必要なのが面倒だったりする。この「Aspirus」はあらかじめ好みの高さにセットしておけば、あとはスマホのボタンひとつで自動的に、立って作業するための高さになってくれるので便利そうだ。

Aspirus

また、座って作業していた時間、立って作業していた時間をトラッキングし、アプリで確認することができるので、健康の目的でスタンディスクを導入する場合には、うれしい機能だろう。なお、内蔵したマルチセンサーにより、離席している時間はカウントしないようになっており、より正確に記録することができるようだ。

Aspirus

さらに、アプリから、あらかじめ一日のうちの立って作業する時間の目標設定をしておけば、座りっぱなしで作業して立ち上がるのを忘れていても、「Aspirus」が立って作業するように、と光でリマインドしてくれる機能もある。

市販予定価格はスタンダードタイプで1,399ドル。IndieGoGoでは499ドルからプレオーダーを受け付ていたが、すでに予定の50台が完売、現在は599ドルから「Aspirus」を1台手に入れることができる。2016年7月の発送開始が予定されているが、発送先の対象はオーストラリア、EU、香港、シンガポール、アメリカと限られている点は注意しておきたい。

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