ウォールストリートジャーナルの記事によると、Amazonキラーとして騒がれるJet.comがキャッシュ切れ寸前だとか。湧いて出るかのごとく資金を使い混んでいるらしく、新たに5億ドルを調達するという噂が聞かれている。
記事によると、昨月時点のJet.comのキャッシュ残高は6,300万ドルだった。広報担当者は、今年のホリデーシーズンのマーケティングは控えめに行うとコメントしているものの、11月と12月には7,600万円の現金流出を予定している。
北米のコマース企業として、最初の12ヶ月で最多額のエクイティ・インベストメントを獲得したJet。今回の新たな調達に関して、当初、投資家とは20〜30億ドルの評価額で話をしていたが、結局、10.5億ドルほどの評価額での調達になりそうとのこと。
Jet.comは、7月のローンチ時、初日に100万ドルの売り上げを記録。ローンチ1ヶ月後の売り上げは、SearsやBest Buyなどを抜いてマーケットプレイスとして第4位に。ユーザーが買い物かごに入れた商品に応じて、リアルタイムに商品価格を調整する技術を売りに、Web上の他のコマースより最大15%の価格を約束するとしていた。
ところが、3ヶ月が経った10月にはビジネスモデルを変更。唯一の収益源になるはずだった50ドルの会員制度をなくし、コストコモデルから注文ごとに収益をあげるモデルへとピボットしている。
via. Business Insider
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