クリエイティブ制作のMUGENUPにTBS IPが出資、動画・VRなど次世代コンテンツ配信の研究を加速へ

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キャラクターなどのクリエイティブ制作を提供するMUGENUPは5月18日、資金調達の実施を公表した。東京放送ホールディングス系列の出資会社TBSイノベーション・パートナーズ(以下、TBS IP)からの出資で、調達額や払込日などの詳細は開示されていない。

今回の出資についてTBS IPは近年のコンテンツ消費量・消費スピードの劇的な変化に際し、より速やかにコンテンツを制作、配信する必要があるとし、MUGENUPのクラウドソーシングによる大量生産モデルに期待をしていると言及している。また、コンテンツ種別についてもVRや動画など、2016年に入って各種プラットフォームが対応を進めているフォーマットについて共同で研究を進めるとした。

MUGENUPは元々ゲーム系キャラクターの制作会社としてスタートし、その後、クリエイターネットワークをクラウドソーシング化、ワークフローを「キャラクター制作」に特化することで高品質のクリエイティブを各社の条件に最適化した形で提供することに成功した。

クリエイティブ・クラウドソーシングのMUGENUP、自社ノウハウが詰まった制作管理ツール「セーブポイント」公開

また、昨年にはこのワークフローをオンライン化したツール「SAVE POINT」を公開するなど「人とシステム」の融合を推進している。

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MUGENUP代表取締役の伊藤勝悟氏は本誌の取材に対し、今回の出資についてこのようにコメントをくれた。

今年から新しいチャレンジというのを増やしています。引き続きゲームクリエイティブの事業は成長させつつ、弊社の制作能力や仕組みを作る能力を生かしてオリジナルコンテンツ制作の可能性を探っています。今回TBSさんをパートナーに選んだのも、そういった部分でご一緒できることが大いに有り得ると考えているからです。

また、クリエイティブ制作という観点から言うと今年に入って映像制作の事業も立ち上げており、ゲーム業界以外のお客様も増やしています。この点でも同様にご一緒できる部分が多くあると考えています。

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