「AppliedVR」が目指す医療現場におけるVRの活用ーー痛みの軽減に薬と変わらない効果を発揮?!

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そう遠くない将来、医師から「痛み止めのためにVRのゲームを少しばかり遊びましょう」なんてセリフを耳にするようになるのかもしれません。

これまで、医療現場で痛みから気をそらすための手段としてVRの活用が研究されてきました。VRを導入するための機器が高額であることが普及を阻んでいたものの、Oculus RiftやGear VRといった安価なヘッドセットの登場によって、それが変わりつつあります。

こうした変化を受けて、この市場に参入しているのが、「AppliedVR」のようなスタートアップです。AppliedVRは、Gear VRのヘッドセットと、VRのコンテンツをパッケージ化して販売しています。現在までに、痛みの軽減に役立つ3つのアプリケーションと、不安障害に効くアプリなどを開発しています。

AppliedVRのソリューションは、すでにロサンゼルスの小児病院を含む病院やクリニックなどに導入されています。例えば、採血や麻酔注射の際、また術後の疼痛処理などに用いられているとのこと。

とある病院で、60人の患者(膵炎による腹痛、肺炎による胸痛)を対象にAppliedVRが提供するゲーム「Bear Blast」を用いた実験を行いました。このゲームは、アニメのくまさんを目掛けてボールを投げるもの。その結果、20分間ゲームを遊ぶことで、患者の痛みが平均24%軽減されることがわかりました。

火傷の手当てなど患者が少しでも痛みから気をそらせるようにしたり、長い検査に退屈した子どもにおとなしくしてもらうために活用したり、はたまた患者にリラックスしてもらうために使うなど、医療現場におけるVRの活用にはさまざまな可能性がありそうです。

via. MIT Technology Review

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