
マリオがモバイルにやってくる、そしてこのゲームは世界各国を席巻することになるだろう。
スマホやタブレットのゲーマー達は、スーパーマリオランをiOSおよびAndroidアプリマーケットから全ライフタイム合計で15億回ダウンロードすることになるだろうーーこう予測するのはKantan Gamesでアナリストを務めるセルカン・トト氏だ。
Androidに先立ってこの12月にiPhoneとiPadにお目見えするマリオは、任天堂が誇る最も人気のあるキャラクターであり、彼を登用することで同社がモバイルに真剣に取り組んでいることを示した。
投資家達はモバイル・マリオにメロメロで、任天堂の株価はこの水曜日に任天堂のクリエイター、宮本茂氏がAppleのiPhoneイベントに登場したことを受け、その後29%も高騰した。
リファレンスとして、モバイル愛好家永遠の人気ゲーム「Subway Surfers」が2012年のデビュー以来、2015年に10億ダウンロードを越している。また水曜日にNianticは、今年7月に公開されたポケモンGOが5億ダウンロードに到達したことを公表している。
一方で任天堂はこのアプリにはほとんど関係しておらず、パブリッシャーであるポケモン・カンパニーの株式の三分の一を所有しているだけで、マリオは正真正銘の最初の独自タイトルであり、権利を全て持った任天堂がモバイルに挑戦することになる。
「任天堂として初めてスマートデバイスに向けた本格的なゲームで、スーパーマリオランはダウンロードについては極めて好成績を残すのではないかと期待している」とトト氏はKantan Gamesのブログに記している。
「このゲームは世界各国、iOSとAndroid、タブレットとスマートフォン合計してその全ライフタイム期間で15億回以上ダウンロードされるのではないだろうかと予想している」。
またトト氏は任天堂がこのゲームに特別価格を設定する計画であることも指摘しており、残りの面をアンロックする前の無料のデモ版を多くの人々が最初にダウンロードすることになるだろうとしている。
トト氏は「価格設定が多くの混乱を招いている。日本の任天堂は歴史的にもコミュニケーションに難があり、マリオのクリエイターである宮本茂氏が最初にこのデモをやった時も、この部分の説明があまりよくなかった」という指摘もしている。
しかしマリオのスターとしての魅力、そして「無料」という初期設定価格を考慮し、また、世界中で数十億人という人々がAndroidやiOSのスマートフォンを持っていることを考えると、このゲームは15億というマイルストーンに到達することになるだろうね。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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