ユーザにとってのFabricの魅力は、過去の特定の瞬間を引っ張り出すことができること。Vijayvergiya氏は、Fabricを創業する前はFacebookのエンジニアだった。タイムラインの開発や、“On this Day” や “Year in Review”といった、まさに思い出を振り返る系の機能の開発に携わっていたという。
アプリのUIもなかなかよくできていて、使い勝手もいい。”Story of your life that writes itself.”(自動的に綴られる、あなたの人生の物語)というコピーもアプリでできることを的確に表現している。
「銀行は、あと数年は、顧客に対し口座にアクセスできるボットを提供すべきではないだろう」——市場調査会社 Forrester Research の新しいレポートで、そのような提言がなされた。 「ボットは、まだバンカーにはなれない(Bots Aren’t Ready To Be Bankers)」と題されたこの報告書では、銀行はバックエンドの準備に注力し、ボットを提供するまであと2〜3年程度は、ボット…
もし、Taco Bell の TacoBot がお客の注文を間違えて、タコスを1個しか頼まれていないのに3個分の注文をしても、その結果は、さほど散々なものにはならないだろう。しかし、ボットとの対話により、誤って同じ人物に3回送金したり、間違った支払をしたりするようなことが起これば、その結果の代償は高くつものになる。
エンタープライズ向けボットメーカーの Kore は今日(9月8日)、リテールバンク向けのスマートボットをデビューさせた。Kore は、顧客向けのボットをローンチするにあたり、銀行側には準備が必要だとする Forrester の報告書の内容には賛同している。Kore は今週投稿した記事の中で、複数チャネルのボット戦略を実行するまでに数年待つというのは、若い顧客層にリーチしたい銀行にとっては、あり得ないことだと述べている。
ミレニアル世代、または、ジェネレーション Z の人々は、さらに4年待つということはしないだろう。デジタル時代に育った20代の人々にとって、それは永遠先のようなことを意味する。リテールバンキングに長年使うことで親しみを持つ顧客でないかぎり、彼らは次のいい銀行を見つけるだけだ。ボットはすべての銀行や信用組合に顧客を留まらせる作用を与え、同時にジェネレーション X やジェネレーション Y の人々を容易に引きつけてくれる。
市場調査会社 App Annie によると、Pokémon Go の売上がローンチから63日間で5億ドルに達し、消費支出としては、史上最速で成長するモバイルゲームとなったことが明らかになった。App Annie は、Pokémon Go の売上がローンチから6ヶ月後となる2016年末までに10億ドルに達するだろうと予想している。 このニュースがもたらされる1日前には、Pokémon Go 開発元 …
VR/AR の対話を牽引する Pokémon Go Image Credit: The Pokemon Company
市場調査会社 App Annie によると、Pokémon Go の売上がローンチから63日間で5億ドルに達し、消費支出としては、史上最速で成長するモバイルゲームとなったことが明らかになった。App Annie は、Pokémon Go の売上がローンチから6ヶ月後となる2016年末までに10億ドルに達するだろうと予想している。
このニュースがもたらされる1日前には、Pokémon Go 開発元 Niantic Labs の CEO John Hanke 氏が、Apple のイベントで Pokémon Go がダウンロード件数5億件超に達したことを発表した。9月16日には、任天堂と The Pokémon Company の両社が、スマートフォン無しでモンスターを捕まえられるデバイス「Pokémon Go Plus」を、任天堂からローンチするにあたり協業するとしていた。さらに、Pokémon Go は年末までに Apple Watch 向けにもローンチされる。
Niantic Labs は Pokémon Go を The Pokémon Company とのライセンス契約のもとで開発しており、The Pokémon Company と任天堂の両社は、Niantic の株式を保有している。
App Annie 上に Pokémon Go に関するデータ Image Credit: App Annie
Apple のイベントで得られた、重要な土産話は何だったか? ゲームだ。Pokémon Go は、Apple Watch でも使えるようになる、初のトップ10モバイルゲームになった。iOS AppStore と Google Play 上で、世界中から5億ドル以上の売上を稼ぎだすようになった。Pokémon Go は直近のプラットフォーム拡大で、ウエアラブルを考えるゲームデベロッパをより多く迎えることになるだろう。
筆者が話した数名の業界関係者は、Pokémon Go のダウンロード件数成長は減速し、減少に転じるのは避けられないだろうと考えている。しかし、Pokémon Go は最高水準にまで成長しており、ガス欠になるのは、まだしばらく先のことになるだろう。
また、SuperData Research は、Pokémon Go の売上が3.95億ドルになるだろうとする、別の見解を述べている。SuperData の CEO Joost van Dreunen 氏は、Eメールで次のようにコメントしている。
5億ダウンロードというのは Pokémon Go にとって驚異的な数字で、モバイルゲーム業界にとっても最高水準です。Niantic が当初サーバ問題で頭を悩ませていたのも当然のことで、それは GTA5(グランド・セフト・オート5)のときのことを思い出させます。モバイルゲームは、ブロックバスター経済が立ち上がりを見せ、まるで昔の出版産業のようなくらいにまで、そのスケールやレベルが成長しました。
夏の風が止み、目新しさが損なわれていく中で、また、不完全なサービス展開の戦略の結果として、ダウンロード数の減少は避けられないでしょう。公正を期して言えば、Niantic は、これほどの成功は期待していなかっただろうし、もしくは、違った形でやりたかったかもしれない。小売事業者ともっとスポンサー契約を締結するとか、Pokémon Go Plus の製造やリリースを自ら牛耳るとか。しかし、特に Apple から声がかかり、新しい Apple Watch で Pokémon Go が取り上げられることで、ブランドの強さは成功を導き続けるでしょう。
iOS 向けのマリオ(スーパーマリオラン)を発表し、任天堂がライセンスを持つ Pokémon Go が大きな数字を発表していることは、今日の任天堂にとって、幸先の良い日々だったでしょう。 Pokémon Go の人気はまだ衰えていません。新たなモンスターの追加や、リアルのロケーションとの連携やプロモーション改善などのコンテンツ更新はもとより、プレーヤー同士の対戦、トレーディング機能、Apple Watch 対応(などの新機能発表)は、Pokémon Go の成功が続いていることを示しています。