
Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat
Amazonは、Amazon Echoのようなデバイス上で利用可能なAlexaのスキルが1万を超えたことを発表した。昨年の1月にはおよそ130だったスキルが、昨年11月には5000を超えた。
チキンウィングを注文する、テキストメッセージを送信する、自動車を制御する、自尊心を高める… さまざまな目的のスキルがこれまでにつくられてきた。これらはすべて、Alexa Skills Marketplaceから利用、共有することが可能だ。
Amazonが外部の開発者が独自のスキルを作れるようにAlexaを開放したのは2015年6月のことだ。Alexa Skills Kitを使っている開発者の具体的な数については、数万人ということ以外に同社は言及を避けている。
人気の高いカテゴリーは(以下の順で)、ニュース、ゲーム、教育・辞典、生活、トリビア・ユーモア、であるとAlexaのチーフエバンジェリストのDave Isbitski氏はブログで述べている。
現在、Alexa Skills Marketplaceでユーザーからもっとも使用されているトップ10のスキルは以下の通りだ。
- This Day in History:日々の歴史学習コンテンツ。history.com のウェブサイトから集められた知識を元に作られている。
- Short Bedtime Story:子供に対して1分程度、就寝時の読み聞かせをする。
- Ambient:雷、海、雨の音のスキルを環境音楽として流す。ウェブデベロッパーのNick Schwab氏が開発。
- Jeopardy! J6 :テレビ番組から着想を得てつくられた日々のクイズ。
- Ditty:ユーザーが発した言葉をもとに曲をつくる。選択したテーマを元に、テンポの速い、または遅い曲を作ることができる。
- Twenty Questions:ある一つの音楽、植物、物をユーザーに想像させ、スキルが20以下の質問を聞いて、それを当てるゲーム。
- Curiosity:腐食の仕組みについてなど、世界における知的な情報を伝える。
- Inspire Me :人間によって読まれる、日々の語録。
まだスキル数が100に達していないGoogle Assistantのようなライバルに比べると、外部開発者が作ったサービス数では圧倒的な数を誇るAlexaであるが、スキルごとにムラは大きい。モバイルアプリストアの黎明期のような感じである。
2017 Voice Reportによれば、AlexaのスキルとGoogle Assistantのたった3パーセントが、最初の1週間を経てもリピートして使われているということだ。
(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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