
インドネシアのオンデマンド配車アプリ Go-Jek が、シンプルな e ウォレットを導入したのは少し前のことだ。ユーザはアプリ上でクレジットを保管し、運賃の支払いやサービスなどの購入にあてることができる。クレジットポイントは e ウォレットの残高から差し引かれるため、現金を扱う面倒を省くことができる。Go-Pay クレジットは、運賃の支払い以外に、アプリ経由でサービスやアイテムを購入する際にも使用できる。
同スタートアップは最近、ユーザ間で相互に Go-Pay クレジットを無料送金できる新機能を導入した。Go-Jek はこの機能により、ユーザ間で相互処理が可能な非常に強力なペイメントソリューションへと大きく前進することになる。
同社広報によると、現在のところ、アプリの一部のユーザのみがこの機能を利用できるという。
同機能を利用できるユーザの画面はこのように表示される。

また Go-Jek によると、機能の導入が完了すれば、ユーザは複数のパートナー銀行で Go-Pay クレジットを現金化できるようになるという。どの銀行がその対象となるかはまだ明かされていない。
しかしユーザがこの機能を利用するためには、クリアしなくてはならない手順が1つある。ユーザはアカウントの認証用に顔写真と公式 ID をアップロードしなくてはいけない。
広報は次のように語っている。
この機能の追加により、Go-Pay のユーザエクスペリエンスが向上し、Go-Jek アプリが改善することを願っています。同機能は、キャッシュレス社会という概念を推し進め奨励しようという、当社のコミットメントを証明するものです。
【via Tech in Asia】 @techinasia
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