デットについては、資金の貸し手と借り手を結ぶ P2P レンディングのマーケットプレイスになるということだが、これまでのソーシャルレンディングにありがちな、銀行が与信承認できない領域をカバーするものではないという。イギリスの Funding Circle やアメリカの Lending Club などにイメージが近いかもしれない。資金需要の案件は証券化されるので、投資家はビジネスライクな融資判断をしやすい。
資金は主に機関投資家から提供され、中には金融機関が含まれる可能性がある(Lending Club などでも顕著だが、間接金融の直接金融への参加が起こるわけである)。機関投資家にとっては、リスクとリターンのバランスに説明がつけば過度に高い貸出金利を還元する必要は無いため、ソーシャルレンディングに見られるような2桁パーセント代の金利にはならないだろうとのこと。与信から融資実行までのプロセスは、長年にわたって既存の銀行が築き上げてきたものを踏襲しつつ、それらを効率的かつ迅速に回せるしくみを開発するとしている。
ヘルスケアテクノロジーの業界は投資が活発になっている。先週は、子供の自閉症の早期発見を目的としたデジタルヘルスプラットフォームを開発する Cognoa が1,160万ドルを調達し、従業員向けのヘルスケアガイドプラットフォームの Accolade は最近9,400万ドルの資金調達ラウンドを終えている。その他、慢性症状を抱える人向けのサービス、Livongo は5,250万ドルを、慢性症状をもつ人とコーチをつなぐ Vida Health は1,800万ドルを調達している。
福岡を拠点にスタートアップ向けエンジェル投資/シード投資を行う F Ventures は5日、福岡の大学生コミュニティから将来のスタートアップ・シーンを担う起業家・投資家の予備軍を輩出することを目的として、「スタートアップ投資部」をローンチしたと発表した。投資をテーマとした漫画「インベスターZ」に登場する「投資部」をモチーフとしており、同漫画シリーズの作者・三田紀房氏の作品マネジメントを行うコルク…
福岡を拠点にスタートアップ向けエンジェル投資/シード投資を行う F Ventures は5日、福岡の大学生コミュニティから将来のスタートアップ・シーンを担う起業家・投資家の予備軍を輩出することを目的として、「スタートアップ投資部」をローンチしたと発表した。投資をテーマとした漫画「インベスターZ」に登場する「投資部」をモチーフとしており、同漫画シリーズの作者・三田紀房氏の作品マネジメントを行うコルクが企画に協力している。
F Ventures では学生向けのスタートアップイベント「TORYUMON」を福岡で開催しているが、同 VC 代表の両角将太氏は、これらのイベントを通じて、若者にファイナンスやビジネスモデルに関する知識が不足していることを痛感し、彼らのビジネスに対する知識向上と、起業に興味ある九州の学生コミュニティ醸成を意図して、「スタートアップ投資部」をローンチするに至ったと説明した。
今は至る所に人工知能(AI)がある。テック大手企業やスタートアップは AI テクノロジーを活用して、自動運転や顔認証決済など、より良い生活を実現している。この動きの背景には、AI の実用的なスキルが究極的には人の仕事を奪うという基本的な考え方があるが、このスタートアップは、AIが感情的にも人に寄り添えると信じている。 上海を拠点とする Emotibot(竹間叡智能科技)は、実用的なタスクをこなせる…
Image credit: Emotibot
今は至る所に人工知能(AI)がある。テック大手企業やスタートアップは AI テクノロジーを活用して、自動運転や顔認証決済など、より良い生活を実現している。この動きの背景には、AI の実用的なスキルが究極的には人の仕事を奪うという基本的な考え方があるが、このスタートアップは、AIが感情的にも人に寄り添えると信じている。
上海を拠点とする Emotibot(竹間叡智能科技)は、実用的なタスクをこなせるだけでなく、人との会話もできる AI 対応ボットを製作した。顧客とのさらなるやり取りを望む企業は、自社のオンラインカスタマーサービスを人間らしくしようと同社のテクノロジー活用に向けた話し合いを行っている。
そのため、同社が最初に立てた目標は、アシスタント AI ボットを提供することだった。セルフラーニングの AI ボットは、ユーザが必要としている情報の発見、ホテルの予約、ショッピングのほか、カレンダー上でのスケジュール管理ができる。
企業が気にするのは顧客の感情
ユーザと会話する Emotibot
現在、企業は Emotibot のソリューションを採用することによって、顧客に対応しつつも、誠意を持ってサービスを提供しているという印象を与えるよう努めている。このテクノロジーに関心を示しているのは、主に金融サービスを提供している企業だ。昨年9月以来、同社は、金融、セキュリティ、保険、銀行、ネットバンクなどと話し合いを行っている。カスタマーサービスロボットのほか e コマース企業も同社のテクノロジーの採用に向けて準備を進めているという。提携先には China Minsheng Bank(中国民生銀行)、China Mobile(中国移動)、Vipshop(唯品会)、Ctrip(携程)などがある。