福岡を拠点にスタートアップ向けエンジェル投資/シード投資を行う F Ventures は5日、福岡の大学生コミュニティから将来のスタートアップ・シーンを担う起業家・投資家の予備軍を輩出することを目的として、「スタートアップ投資部」をローンチしたと発表した。投資をテーマとした漫画「インベスターZ」に登場する「投資部」をモチーフとしており、同漫画シリーズの作者・三田紀房氏の作品マネジメントを行うコルクが企画に協力している。
F Ventures では学生向けのスタートアップイベント「TORYUMON」を福岡で開催しているが、同 VC 代表の両角将太氏は、これらのイベントを通じて、若者にファイナンスやビジネスモデルに関する知識が不足していることを痛感し、彼らのビジネスに対する知識向上と、起業に興味ある九州の学生コミュニティ醸成を意図して、「スタートアップ投資部」をローンチするに至ったと説明した。
今は至る所に人工知能(AI)がある。テック大手企業やスタートアップは AI テクノロジーを活用して、自動運転や顔認証決済など、より良い生活を実現している。この動きの背景には、AI の実用的なスキルが究極的には人の仕事を奪うという基本的な考え方があるが、このスタートアップは、AIが感情的にも人に寄り添えると信じている。 上海を拠点とする Emotibot(竹間叡智能科技)は、実用的なタスクをこなせる…
Image credit: Emotibot
今は至る所に人工知能(AI)がある。テック大手企業やスタートアップは AI テクノロジーを活用して、自動運転や顔認証決済など、より良い生活を実現している。この動きの背景には、AI の実用的なスキルが究極的には人の仕事を奪うという基本的な考え方があるが、このスタートアップは、AIが感情的にも人に寄り添えると信じている。
上海を拠点とする Emotibot(竹間叡智能科技)は、実用的なタスクをこなせるだけでなく、人との会話もできる AI 対応ボットを製作した。顧客とのさらなるやり取りを望む企業は、自社のオンラインカスタマーサービスを人間らしくしようと同社のテクノロジー活用に向けた話し合いを行っている。
そのため、同社が最初に立てた目標は、アシスタント AI ボットを提供することだった。セルフラーニングの AI ボットは、ユーザが必要としている情報の発見、ホテルの予約、ショッピングのほか、カレンダー上でのスケジュール管理ができる。
企業が気にするのは顧客の感情
ユーザと会話する Emotibot
現在、企業は Emotibot のソリューションを採用することによって、顧客に対応しつつも、誠意を持ってサービスを提供しているという印象を与えるよう努めている。このテクノロジーに関心を示しているのは、主に金融サービスを提供している企業だ。昨年9月以来、同社は、金融、セキュリティ、保険、銀行、ネットバンクなどと話し合いを行っている。カスタマーサービスロボットのほか e コマース企業も同社のテクノロジーの採用に向けて準備を進めているという。提携先には China Minsheng Bank(中国民生銀行)、China Mobile(中国移動)、Vipshop(唯品会)、Ctrip(携程)などがある。
上海街に停められた Ofo(共享単車)の自転車をスマートフォンのアプリを使って解錠する女性 Photo credit: Steven Millward
製造業および輸出から得た収入とインフラへの財政投資は、過去30年間で中国の GDP を押し上げた。その結果、購買力を持つオンライン人口が7億3,000万人を超え、Baidu(百度)、Alibaba(阿里巴巴)、Tencent(騰訊)のいわゆる BAT トリオのような巨大ネット企業が誕生した。しかし、こうした企業は中国国外で他よりも目立っているだけにすぎない。
Tian 氏は北京大学キャンパスの舗道に並んだ黄色い自転車を私に指し示した。ユーザは Ofo(共享単車)というスマートフォンアプリで QR コードをスキャンして、自転車のロックを解除することができ、使い終わったらどこでも好きな場所に置いていくことができる。これは博士課程の学生の Dai Wei 氏と他の2人による2014年のキャンパスプロジェクトとして始まったものだ。Ofo は3月初めに4億5,000万米ドルの資金調達を行い、世界初の自転車シェアリングのユニコーン企業となった。
共同設立者兼 CEO の Jason Wang(王超)氏はインドに馴染みがある。China Radio(中国国際放送)のインド支局長を務めていたのだ。その後、彼は中国でブログ「GI Gadgets」をスタートさせた。また、ブラジルで中国の織物を販売する会社を経営し、イグジットさせた経験もある。その頃に、インドで Huawei(華為)の広報部長を務める Li Jian 氏から電話を受けた。それは数年前のことだ。彼らは中国からインド市場へ早い段階で参入するには絶好の時期だと感じ、ZDream を共同設立し、その前哨基地をグルガーオンに設けた。
共同設立者の Li Jian(黎剣)氏もそうだ。彼は Amit Li というインド名も持っている。中国人は英語の名前を使うことも多く、それは他の言語にも広がっている。Tian Siwei 氏と同様に、Li Jian 氏は北京大学の大学院課程の一環としてヒンディー語を学び、インド名として Amit Li と名乗っている。中国語、英語などの国際的な言語は今やパスポートである。インドは5年以内に世界で最も急速に成長する経済大国になることが見込まれており、インドに関心を持つ起業家にとって、ヒンディー語はこれ以上にないほど魅力的だ。
THE BRIDGEでは今年から渋谷の拠点「X」にて会員向けのオープンイノベーションプログラム「Lab.」を展開してきました。1Q(1月から3月)の企画にはパートナー企業として16社のみなさまにご協力いただき、ステージに登壇してくれたスタートアップは約50社、全13回のイベントにはのべで250名の方にご参加いただきました。参加条件となるTHE BRIDGE会員の数は900社以上になっております。 …
先週金曜日(3月24日)に中国証券監督管理委員会がオンラインで公開した情報によると、 Youon の親会社である Youon Public Bicycle System Co., Ltd.(常州永安公共自行車系統股份有限公司)は、5億9,800万人民元を調達するためのIPOを申請中だという。これらは研究開発、事業運営、およびローン返済に充てられる。
目論見書によると、常州に拠点を構える Youon Public Bicycle System は2010年に設立された。主な業務は一般向けの自転車販売、政府が出資する自転車シェアリングプラットフォームの運営、そして民間投資家が支援する同種のプラットフォームの運営である。政府版はドッキングステーションを必要としているのに対し、民間版はそれが省かれているのが特徴的だ。